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ミニ・クロスオーバー(R60)が欲しい!! MINI CROSSOVER(R60)

EDITOR中島秀之
PHOTOGRAPHER奥村純一
協力: MINI NEXT TOKYO BAY

ミニ・クロスオーバー(R60)が欲しい!!

第2世代BMWミニの4番目のバリエーションとして、「MINIクロスオーバー・コンセプト」が発表されたのは、2008年秋のパリサロンだった。これを元に開発され、2010年1月に欧州で発表されたのが、MINIカントリーマン(R60)。MINI初の4ドアボディに、同じくフルタイム4WD仕様もラインアップするSUVで、車体全長は4mを超え、MINI史上最も大きくなった。

日本には2011年1月に導入されたが、商標登録の関係で伝統あるカントリーマンの名称は使用できず、コンセプトカーと同じクロスオーバーの名称が用いられた。日本仕様は当初ガソリン1.6リッターエンジン搭載4タイプで、98psのワン、122psのクーパー、ターボ付184psでグリル形状などが異なるクーパーS、その4WD版であるクーパーS ALL4。

2013年には高性能仕様のジョン・クーパー・ワークス(218ps)やクーパーのALL4を追加。更にクロスオーバーを元に3ドアクーペ化したペースマン(R61)も発売された。

2014年9月にクロスオーバー、ペースマンともマイナーチェンジ版を発売。内外装が小変更され、新たに2リッター直4ターボ・ディーゼルを搭載するクーパーD(122ps)D、クーパーSD(143ps)を設定。グレードの整理もこの時行われたが、翌年クーパーS ALL4が復活している。

2016年秋に、第3世代MINIのカントリーマン(F60)が発表され、2017年2月に日本市場で発売されている。

EXTERIOR & ENGINE

力強さとかわいさが融合した個性派SUV

MINI一族で最も大きなボディを持つ。現車は特別仕様車「パークレーン」で、アールグレーとオークレッドのツートン塗装に、様々な特別装備を備える。

フロントライトは上がHIDのロー&ハイビームで下がウインカー。

フロントバンパー部は上1/3がLEDスモールで下2/3がLEDフォグ。

テールライトは上からスモール&ブレーキ、ウインカー、バックフォグ(左側はバック)の順。

サイドスカットルはクローム&オークレッド、ターンシグナルはホワイトとなり、専用エンブレムも備わる。

後期型から日本でも発売された2リッターディーゼルターボ・エンジン。クーパーSDでは143ps/31.1kg-mを発揮。

「パークレーン」は18インチ・ターボ・ファン・スポーク・ホイールに225/45R18サイズのタイヤを装着。

INTERIOR & LUGGAGE

独特のテイストを持つミニ流インテリア

MINI一族の流儀にのっとったデザインのインパネまわり。速度計はセンターメーターで、ドライバーの直前は回転計だが、デジタルで速度も表示されるので安心。

現車はオプションのナビを装着していた。センターメーター中央に表示されるタイプでルックス的には抜群。

「パークレーン」はハーフレザーのスポーツシートを備える。前席は着座位置が高めで厚みがあり、座り心地がいい。

後席は実質的に二人掛けで、足元が少し窮屈な印象。

ラゲッジスペースは通常で350リッター。床下収納スペースも持つ。
中央を倒せばスキーなども積める。後席バックレストは三分割可倒。
もちろん左右別々に倒すことも可能。
バックレストを全て倒せば最大1170リッターまで拡大可能。

IMPRESSION

ディーゼルならではのトルク感と
良好な視界で運転はとても快適

今回お借りしたのは、初代クロスオーバー最後期の2015年に発売された特別仕様車「パークレーン」の、クーパーSD FF仕様。専用ボディカラー、ALL4用エクステリア、18インチホイール、スポーツシートなど様々なアイテムを装備している。因みに新車価格は406万円だった。

シートは着座位置が高めで、周囲が良く見えて感覚が掴みやすい。2リッターディーゼルターボ・エンジンは143ps/31.1kg-mで、車重は1420kgあるが、踏めばグイグイと車体を加速させる。その際エンジン音が車内でやや大きく感じられるが、SUV風味ゆえか、さして気にはならない。

足まわりは硬めで、あまりストロークしない印象。現車は45扁平の18インチ・タイヤを履くためその印象が増すようだ。ただ路面が良ければ、不快な思いをすることはない。またハンドリングはHB系ほどではないが、背の高いSUVとしてはかなりスポーティに感じられ、MINI一族であることを主張していた。

なお取材車両は正規ディーラーで販売されるアプルーブドカーだった。正規ディーラーの中古車部門であるMINI NEXTでは、いくつかの保証体系が用意されているから、相談してみて欲しい。

高い実用性を備え、経済性にも優れたMINIクロスオーバー。新車は高くても、中古ならという人も少なくないはずだ。タマ数は豊富なので、好みのグレードと色を絞って、自分だけの1台を見つけ出して欲しい。

SPECIFICATION
MINI COOPER SD CROSSOVER PARK LANE
全長×全幅×全高:4105×1790×1550mm
ホイールベース:2595mm
車両重量:1420kg
エンジン形式:直列4気筒DOHC16Vターボ・ディーゼル

総排気量:1998cc
最高出力:143ps/4000r.p.m.
最大トルク:31.1kg-m/1750-2700r.p.m.
サスペンション(F/R):ストラット/マルチリンク
ブレーキ(F/R):ベンチレーテッドディスク/ディスク
タイヤ(F&R):225/45R18

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