BUYERS GUIDE

<バイヤーズガイド>
ホントに買っていいんですか?
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ABARTH 500/595/695

EDITOR中島秀之
PHOTOGRAPHER山本佳吾
協力: フィアット/アバルト調布

アバルト500/595/695が欲しい!!

新世代のフィアット500がデビューしたのは2007年3月。その4か月後に、新生アバルト初のモデルとして、アバルト・グランデプントが発売された。更に2008年3月には、フィアット500がベースのアバルト500が発表され、翌年4月に日本で発売されている。

当初用意されたのは、135psの1.4リッター直4ターボ・エンジンと5速M/Tの組み合わせ。基本的なメカニズムはフィアット500と共有するが、アバルトの名に相応しく、エンジンはターボ付、足まわりは専用チューニングとなり、内外装の差別化も図られていた。

この年12月には専用ECUなどで160psにできる「エッセエッセキット」がオプションで用意されている。

2010年10月に電動キャンバスルーフを備えるアバルト500Cを日本で発売。出力は140psとされ、5速セミA/Tのアバルト・コンペティツィオーネが標準装備とされた。11月に180psを誇る、695トリブート・フェラーリを発売。以後アバルト695トリブート・フェラーリ・トリブート・アル・ジャポーネ、アバルト695エディツィオーネ・マセラティ、2座仕様の695ビポストなど、695モデルが随時限定発売されていく。

2013年1月に160psエンジン搭載の595/595Cを発売。ツーリズモとコンペティツィオーネが用意された。また2014年10月にTFTメータークラスターを採用。2016年2月には、595コンペティツィオーネが180ps化された。

2017年2月にビッグマイナーチェンジが実施され、車名がアバルト595に統一された。ベーシックな595は145ps、スポーティな595/595Cツーリズモは165ps、高性能な595コンペティツィオーネは180psのエンジンを搭載。595コンペティツィオーネはカーボンシェルタイプシートなどを採用した。

2018年11月には久々の695シリーズとなる695/695Cリヴァーレ、2019年11月には695セッタンタ・アニヴェルサーリオを共に限定発売した。

EXTERIOR & ENGINE

チンクの可愛さを残しつつ迫力を倍増

全体のフォルムはフィアット500のままだが、全方位に専用のエアロパーツを装着。さらに大径ホイールでスポーティさを増している。撮影車は2014年式のアバルト500。

1.4リッターターボ・エンジンは135psと18.4kg-m(オーバーブースト時のみ21.0kg-m)を発揮する。

フロントは、上がHIDヘッドライト(ウォッシャー付き)とウインカー、下はスモールライトとなる。

テールライトは外側上がブレーキ、下がスモール、内側上がウインカー、下がバックフォグ(右側のみ)だ。

下部にディフューザーの付く専用デザインのバンパー。オプションのレコードモンツァ・マフラーを装着する。

現車はオプションの17インチホイールを履いていた。装着されたタイヤは205/45R17サイズだった。

INTERIOR & LUGGAGE

往年のアバルトを思わせる
スポーティな内装

ステアリングは下側がフラットなDシェイプ。ペダルは滑り止め加工が施され、ABARTHのロゴも入る金属製だ。

メーターは速度計と回転計が同軸で並ぶ丸型。その左に飛び出ているのはブースト計で、左ハンドルだと位置が異なる。

前席はヘッドレスト一体型のセミバケットタイプ。座面は厚みがあって座り心地は良いが、ポジションは独特だ。

後席は2名分のシートとなる。スペースが狭くチャイルドシート用かエマージェンシー用といった雰囲気だ。

上からオーディオ、空調、パワーウインドウ、シフトレバー。中央ハザードスイッチの左に走行モード切替スイッチがある。

ラゲッジスペースは必要最小限のサイズ。後席のバックレストは中央部分から別々に倒せる。両方倒せば荷物を多く積めるが、前席は後ろに下げられなくなる。
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