BUYERS GUIDE

<バイヤーズガイド>
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FIAT PANDA

EDITOR中島秀之
PHOTOGRAPHER宮越孝政
協力: コレツィオーネ

HISTORY

フィアット・パンダ(初代)国内販売の変遷

1979年

11月:フィアット・パンダが発表される。

1980年

欧州市場での販売を開始。秋に並行輸入により日本に上陸。

1982年

2月:JAXカーセールス(1986年よりJAX)が新たな輸入元となり、パンダの販売を開始。日本仕様は直4OHV 903cc+1キャブ45ps/6.5kg-m+4速M/Tの45で、車名は141パンダ900。

141パンダ900(45) 直4OHV903cc+1キャブ45ps/4速MT 、左ハンドル。最初に正規輸入されたのは45を元にした日本仕様141パンダ900だった。

5月:手動式Wキャンバスルーフを備えた、ダブル・ルーフ仕様を追加発売。

1984年

7月:前年7月に生産を開始したパートタイム4WDの4×4の国内販売を開始。車高が16mm高く、エンジンは直4OHV 965cc+1キャブ 48ps/7.1kg-mで5速M/T。フロントグリルが斜め線の入る樹脂製に変わった。その後FF仕様も新グリルに変更。

141パンダ4×4  直4OHV965cc+1キャブ 48ps/ 4速MT、左ハンドル。シュタイア・プフ開発のパートタイム4WDを搭載した4×4。軽量なため悪路走破性は高かった。

1985年

5月:4×4にダブルルーフ仕様を追加発売。

1986年

8月:同年1月に本国で発売されたモデル(セリエ2/中期型)を日本で発売。日本仕様のパワーユニットは直4SOHC 999cc+1キャブ(FIREユニット)のみで、FFの1000CLが45ps/8.2kg-m(4速M/T)、4×4が50ps/8.0kg-m(5速M/T)。また前後バンパー形状、FFのリアサスペンション、インパネ、シートなど各部が変更され、三角窓は廃止された。

パンダ1000CL  直4SOHC 999 ㏄+1キャブ 45ps/4速MT、左ハンドル。いわゆる中期型から、三角窓が廃止され、バンパー形状なども変更。グリルは初期型の後期と同じ。

1989年

2月:本国で1987年から発売されていたインジェクション仕様を国内で発売。直4SOHC 999cc+インジェクション45ps/7.5kg-m 4速M/T。FFの1000CL i.e.と4WDの4×4 i.e.の2種。キャブレター仕様も併売。

3月:輸入元がJAXからサミットモータースジャパンとチェッカーモータースに変更。取り扱い車種に変更はなく、1000CL、1000CL i.e.、4×4、4×4 i.e.の4種。ダブル・サンルーフはこれ以降オプションに。

6月:1000CL i.e.に代わる豪華装備のSUPER i.e.を国内で発売。インジェクション付45psのFFで5速M/T。サイドプロテクター、フルホイールキャップ、フルトリム内装などを標準装備。4×4もi.e.仕様のみになった。

1990年

6月:SUPER i.e.のブラックボディをベースに、エアコン、パワーウインドウ、13インチアルミホイール、オーディオなどを装備したスポルティーバを限定発売。

1991年

4月:1000CLをベースに、富士重工製ECVTミッションを搭載した、セレクタを300台限定で国内販売。初の右ハンドル。エンジンは直4SOHC 999cc+1キャブ 44ps/8.2kg-m。また、4×4 i.e.をベースに、アパレルブランドSISLEYによりコーディネートされた4×4 i.e. SISLEYを200台限定で国内販売。ルーフラック、ボンネットエアインテーク、専用ボディカラーや専用インテリア、インクリノメーターなどを装備する。両グレード共その後、そのままレギュラーモデルとして設定される。

10月:日本の輸入元が、フィアット・アンド・アルファ・ロメオ・モータース・ジャパンに移行。チェッカーモータースはディーラーに。取り扱いグレードは継続。

1992年

4月:フロントグリルの形状を変更。仕様と装備を見直すなどした後期型を日本で発売。グレードを、スーパー(インジェクション)、セレクタ(キャブ)、4×4 CLX(インジェクション)の3つに整理。

パンダ スーパー  直4SOHC 999cc+インジェクション 45ps/5速MT 、左ハンドル。後期型はグリルを再度変更。なお今回の取材車両は後期型だが、中期型グリルに換装されている。

1993年

11月:FIREユニットの排気量を1108ccに拡大し、電子制御燃料噴射を装備、50ps/8.6kg-mとした新エンジンを日本仕様全車に搭載。車名はパンダ1.1になり、グレードはスーパー、当初限定150台でそのままレギュラー化したECVT仕様のMIA、4×4の3種。全車クーラー、ステレオを装備。ECVT仕様も左ハンドルに戻った。

1995年

10月:仕様を見直し、再びクーラーやステレオをオプション化して価格を引き下げた。グレード名も見直され、1.1CLX、1.1セレクタ、1.1 4×4になった。

1996年

1.1CLXと1.1セレクタのメタルトップ、ブラックボディをベースに、アルミホイール、ルーフレール、スポイラー、レザーステアリング&シフトノブなどを装備した、1.1CLXスポルティーバと1.1セレクタ スポルティーバを限定発売。

秋:1.1CLX(5速M/T)の日本市場での販売を終了。

1998年

日本仕様1108ccエンジンの最高出力が52psとなる。最大トルクや回転数に変更なし。

1999年

残る2グレードの日本市場での販売を終了。その後OHVエンジンのヤングやホビーが並行輸入される。

2003年

初代パンダの生産を終了。

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