BUYERS GUIDE

<バイヤーズガイド>
ホントに買っていいんですか?
気になるクルマをユーザー目線で掘り下げます

RENAULT LUTECIA

EDITOR中島秀之
PHOTOGRAPHER山本佳吾
協力: ルノー東京有明

MARKET INFORMATION

前期型1.2リッターは70~180万円ほど
R.S.でもお買い得な個体を探せる

4代目ルーテシアの中古価格は、2013~17年初頭の前期型1.2リッターターボ・エンジン車と、0.9リッターターボ・エンジンの限定車ゼンが、70~180万円ほどとなっている。グレードや限定車の種類、ボディカラーによる価格差はほとんどないそうで、装備内容や車検残などにより、若干の上乗せがある程度だという。

ただし、これはルーテシアに限ったことではないが、最近中古車の価格設定で大きなポイントとなるのが、禁煙車か喫煙車かと、ペットを乗せていたかどうかだそうだ。喫煙車やペットを乗せていた個体は、どうしても安くなるそうで、逆に言えばそれを気にしなければ、安く買える可能性があるとも言える。

R.S.に関しては、前期型が90~260万円ほどで、トロフィーはシャシー・スポール&カップより20~30万円ほど高くなるとのこと。またR.S.の場合、オプションのジョン・シリウス(黄色メタ)は人気が高く、若干高めになるという。

R.S.系で安い価格のものは、走行距離が伸びている場合が多い。今回の取材車両は2016年式R.S.シャシー・スポールだったが、若干走行距離が多いためか、かなりお買い得な価格設定だった。

なお2017年以降の後期型は、R.S.系で150~300万円、それ以外で110~210万円程の価格となっている。

R.S.系
2013年式90~170万円   
2014年式100~220万円
2015年式120~240万円
2016年式140~260万円
2017年式150~270万円
2018年式230~290万円
2019年式250~300万円
R.S.系以外
2013年式70〜110万円
2014年式70~160万円
2015年式80~170万円
2016年式100~180万円
2017年式110~190万円
2018年式120~200万円
2019年式130~210万円

(2020年4月調べ)

TROUBLE SHOOTING

01:新しい設計ゆえトラブルの可能性は低い

4代目ルーテシアは設計の新しいクルマのため、特にトラブルが出たり、気を付けなくてはいけない箇所があるという情報はない。唯一、ごく稀にクラッチまわりからオイルが漏れる個体があるようだが、これもリコール対象のため、正規ディーラーでメンテナンスを受けてきた個体であれば、対策済のはずだ。

基本的に油脂類と消耗品を交換していれば、心配なく維持できるモデルと言える。

02:18インチは珍しいサイズなので注意

今回取材でご協力いただいたルノー東京有明によれば、エンジンオイル交換は、「ターボ・エンジンであることも考慮し5000~10000kmごとを推奨している」という。またR.S.トロフィーやシャシー・カップで使用される205/40R18のタイヤは、「一般的には珍しいサイズのため、出先でパンクした場合は面倒かもしれない」とのこと。もちろん正規ディーラーでは、問題なく注文可能だ。

TOPIC

日本未導入だがワゴンも魅力的

フロントから見ると、ハッチバックのようにも見えるエステート。

リビューから見るとハッチバックを延長したような独特なスタイル。

ヨーロッパを始めとした地域ではクリオ・エステートが用意されている。Bピラーまで5ドアハッチバックと同じだが、リアオーバーハングを170mm延長し、リアドアから後ろのデザインを一新。Dピラーをヒドゥンタイプとして、ウインドウを繋げ、スッキリと見せている。荷室容量は443リッターとかなり大きく、使い勝手にも優れる。エンジンは1.5リッターディーゼル・ターボを始め多数が用意されており、日本にも並行輸入で少数ながら上陸している。

NEXT GENERATION MODEL

似て非なる5代目ルーテシア

外観は第4世代のイメージを踏襲している。

サイドウインドウの処理など、第4世代の雰囲気を色濃く残す。

室内は9.3インチの縦型モニターが目を引く。

ルーテシア(欧州市場ではクリオ)の第5世代モデルは2019年3月に発表され、既に欧州市場では販売されている。

プラットフォームから一新されているが、ボディスタイルは第4世代モデルを洗練させたイメージ。サイズは現行日本仕様インテンスに比べ、45mm短く、48mm幅広く、5mm低くなった。インテリアでは9.3インチのマルチメディアモニターを備えるスマートコクピットを採用する。

2019年10月の東京モータショーで実車が参考出品されたが、その際展示されたのは、1.3リッターターボ+6速EDCの、GT-Lineに代わるR.S.ラインと呼ばれるグレードだった。日本では2020年10月に発表予定。

1 2 3