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アルファロメオ・ジュリア・クーペが欲しい!! ALFA ROMEO GIULIA COUPE

EDITOR中島秀之
PHOTOGRAPHER奥村純一
協力: ガレーヂ伊太利屋 

アルファロメオ・ジュリア・クーペが欲しい!!

『アルファロメオ・ジュリア・シリーズ(105系)』は、1962年にまずセダンが登場。当初クーペは『ジュリエッタ・スプリント(101系)』に1.6リッターエンジンを搭載したものだったが、1963年に新型が誕生する。

それが『ジュリア・スプリントGT』で、基本的なメカニズムは先代を踏襲。即ち、モノコックシャシーに前ダブルウィッシュボーン、後トレーリングリンク+T字ブラケットのサスペンションを装着し、ベルトーネ(実際はジウジアーロ)・デザインの美しいボディを与えたものだ。小さな段のあるノーズの処理が特徴だった。エンジンは直4DOHC 1570cc+ツインキャブで106psを発揮。5速M/Tと4輪ディスクブレーキも装備された。

1965年にオープントップの『ジュリアGTC』、1966年に109psの発展型『ジュリア・スプリントGTヴェローチェ』と、1290ccエンジンの『GT1300ジュニア』が登場した。

1968年に、1779cc/118psエンジンを搭載し、異径4灯ライトと段のないノーズを持つ『1750GTV』が誕生。1971年には1962cc/132psエンジンを持つ『2000GTV』に進化した。一方1.3リッター仕様は段付きのまま継続されたが、1971年に段なしノーズ&2灯ライトに変更。1972年に1.6リッターエンジンの『1600GTジュニア』が登場し、一時1.3リッターは生産を休止するが、1974年から2000GTVと同じボディで3種の排気量が用意された。1976年に生産を終了している。

EXTERIOR & ENGINE

ジウジアーロが生んだ傑作クーペボディ

リアからの眺めは初期のジュリア・スプリントとほぼ変わらない。繊細な各ピラーとサイドにエッジを効かせたふくよかなボディ。若き日のジウジアーロの力量がわかる素晴らしいデザインだ。撮影車両は1971年式の1300GTジュニア。

ヘッドライトは日本のコイト製。下は外がウインカーで内がスモール。1300のバンパーにはオーバーライダーは付かない。

テールランプは上がウインカー、下がスモール&ブレーキで、内側にリフレクター。新品パーツなのかとてもきれいな状態だ。

総アルミ製1.3リッター直4DOHCエンジン。現車は新車時のエンジンで、キャブレターはウェーバーが装着されていた。

純正のキャップ付スチールホイールに165SR15のミシュランXZXを装着する。径が大きく細いタイヤがクラシカルで魅力的。

SPECIFICATION

ALFA ROMEO 1300GT JUNIOR(1969-1971)
全長×全幅×全高:4080×1580×1328mm
ホイールベース:2350mm
車両重量:990kg
エンジン:直列4気筒DOHC
総排気量:1290cc

最高出力:89ps/5500r.p.m.
最大トルク:12.3kg-m/3000r.p.m.
サスペンション(F/R):ダブルウィッシュボーン/トレーリングリンク
ブレーキ(F&R):ディスク
タイヤ(F&R):155SR15

INTERIOR & LUGGAGE

60年代生まれらしい
スポーティでお洒落な内装

パッドが増えたインパネや吊り下げ式になったペダルなど、段付きより近代化された内装。ステアリングは本来樹脂製だが、ヘレボーレのウッドに交換されている。

1750GTVから採用されたVEGLIA製2眼メーター。左の回転計に内蔵されるのは油圧計。

1300GTジュニアにはセンターコンソールがなく、インパネ下に燃料計と水温計が装着される。

小ぶりだが、厚みがあり、お尻が上手くはまって座り心地の良いシート。腰の部分のサポート性も良かった。

リアシートは座れなくはないが、足元が狭くて大人の長時間乗車は難しい。子供用かエマージェンシー用だ。

十分な容量を持つトランクルーム。フラットで使いやすい。ゴム製カーペット中央にアルファのマークがある。

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