BUYERS GUIDE

<バイヤーズガイド>
ホントに買っていいんですか?
気になるクルマをユーザー目線で掘り下げます

シトロエンCXが欲しい!! CITROËN CX

EDITOR中島秀之
PHOTOGRAPHER奥村純一
協力: MODERN-SUPPLY GARAGE

シトロエンCXが欲しい!!

『シトロエンCX』は1974年にデビュー。『DS』に代わる旗艦として新開発されたが、騒音や振動低減のため、シャシーはサイドメンバーとフロントサブフレーム&リアクロスメンバーからなるペリメーターフレームを採用。その上に4ドア(ハッチバックではない)セダンボディが載る。

サスペンションは前ダブルウィッシュボーン、後トレーリングアームで、独自の『ハイドロニューマチック・システム』がこれを支えた。またエンジンは当初DS由来の直4OHV 2リッターのみで、翌年2.2リッターのガソリンとディーゼル・エンジン仕様が追加されている。

1976年にホイールベースが250mm長いワゴンの『ブレーク/ファミリアール』と、セダンの『プレステージュ』を追加。またガソリン2.4リッター仕様も登場し、翌年これにインジェクションを搭載した仕様も追加されている。

1978年には2.5リッターディーゼル仕様が、更に1979年にはPRV製ガソリン直4SOHC 2リッター仕様も登場。

1980年には、それまでの3速Cマチックに代わりZF製3速A/Tが設定されると共に、フェンダーやCピラーの形状が僅かに変更されている。

1983年に2.5リッターディーゼル・ターボ仕様、2.5リッターガソリン+インジェクション仕様が誕生。翌年には2.5リッターガソリン・ターボ仕様も加わった。

1985年にシリーズ2へとマイナーチェンジ。内外装が変更され、直4SOHCエンジンは2.2リッターになった。

1989年に『XM』と交代したが、ワゴン系は1991年まで生産された。

EXTERIOR & ENGINE

他の何にも似ていない近未来的デザイン

DSに比べ一周り小さいが、車高が低く伸びやかなCXのボディデザインは、GS、SMに続きロベール・オプロンの指揮の元まとめられた。撮影車両は1986年式のCX25 GTi シリーズ2で、バンパーの形状が異なる。

ヘッドライトは外側がロー&ハイビームで内側がフォグ。下にスモールとウインカー。樹脂製バンパーの採用に伴い、スモール&ウインカーの形状が変更されている。

テールライトは上からスモール&ブレーキ、バック、ウインカー、バックフォグ&リフレクター。CITROËNのエンブレムは、シリーズ2からダブルシェブロンが消えた。

エンジンは横置きで、フロントオーバーハングに前傾して搭載される。シリーズ2の日本仕様は2.5リッターインジェクションで135ps。

純正アルミホイールに、195/70R14サイズのタイヤを履く。サスペンションに加え、パワーステアリング、ブレーキもハイドロニューマチックが制御。

SPECIFICATION

CITROËN CX25 GTi Series2
全長×全幅×全高:4650×1770×1360mm
ホイールベース:2845mm
車両重量:1370kg
エンジン:直列4気筒OHV+Lジェトロニック
総排気量:2499cc

最高出力:135ps/5000r.p.m.
最大トルク:20.6kg-m/4000r.p.m.
サスペンション(F/R):ダブルウィッシュボーン/トレーリングアーム
ブレーキ(F&R):ディスク
タイヤ(F&R):195/70R14

INTERIOR & LUGGAGE

ソファーのようなシートと
独創的なインパネ

インパネは全体に緩やかな曲線デザインとなった。ウインカー、ライト、ワイパーなどのスイッチは依然サテライト式。1本スポークステアリングも健在。

ボビンに代わりシリーズ2はイエーガー製のアナログメーターを備える。個性は薄れたが、見やすさは格段に向上した。

シリーズ2で採用され、最も不評を買ったのは、シガーライター横の車高調整用電気スイッチ。壊れやすい上、車高が上げられなくなる可能性がある。

ステアリングコラム右にハザードやフォグのスイッチとAT のポジション灯を設置。シリーズ2になって樹脂パーツが大幅に増加した。

座面、背面ともサイズはそれほど大きくないが、座ると沈み込んで絶妙に身体を支えてくれるシート。長距離でも身体が痛くならない。

リアシートも抜群の座り心地。着座位置が低いため、前方を見渡せる感じではないが、足元は広く、リラックスして座ることができる。

トランクはリアのクーラーユニットと縦置きスペアタイヤなどの影響で、思ったほど大きくはないが、フラットで使いやすい。

1 2 3