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ルノー4が欲しい!! RENAULT 4

EDITOR中島秀之
PHOTOGRAPHER山本佳吾
協力: コレツィオーネ

ルノー4が欲しい!!

ルノー4(キャトル)は、1950年代に大衆車として成功した4CVの後継として、1961年秋に正式発表された。

小さな車体に広い車内と荷室を確保するべく、駆動はFFを選択し、RRだった4CVのパワートレインをそのままフロントに搭載した。サスペンションは前ダブルウィッシュボーン、後トレーリングアームで、リアは横置きトーションバーを長くとったため、左右でホイールベースが異なっていた。

エンジンは直4OHVで、当初603ccの廉価版R3と747ccのR4、R4L、商用車のフルゴネットを用意。その後R3は廃止され、豪華仕様などを追加。845cc仕様も用意された。

1963年9月にバンパーが鋼板製になるなどマイナーチェンジを実施。2年後にはグレード体系を一新した。更に1965年秋には、ライト内蔵の横長グリルを持つ中期型になり、ミッションが3速から4速に進化した。

1971年秋にベースエンジンが782ccとなり、1975年にはフルゴネットにロングタイプのF6を追加。そしてこの年秋に、新デザインの樹脂製グリルを採用した後期型が登場。更に1978年には、1108ccエンジンを搭載するGTLが追加された。

日本には1978年からキャピタル企業を通じ正規輸入されたが、1986年以降は並行輸入のみとなった。

その後各部を改良し、特別仕様車も数多く登場。1986年に956ccエンジンを新採用。この年本国での生産は終了し、スペイン生産も1992年に終了。1994年で全生産を終えた。

EXTERIOR & ENGINE

クラシカルでカワイイ、小さな5ドアワゴン

5ドアワゴン風のボディは、前傾姿勢がデフォルト。サイドウインドウは前後共スライド開閉式、テールゲートは上ヒンジで一枚開き。GTLには樹脂製サイドプロテクターが備わる。

この個体は、シビエのヘッドライトにイエローバルブを装着している。下はスモールとウインカーのコンビ。

クラシカルなテールランプは上からスモール&ブレーキ、ウインカー、リフレクターの順。バックランプはバンパー下。

34psを発揮する直4 OHV 1108ccエンジンは縦置きされ、ミッションはその前にある。車体中央を通るパイプはシフトリンケージ。

装着されないモデルもあるが、解放感と換気を考えるとキャンバストップは嬉しい装備。手動開閉で、前方に回転収納式のリフレクターが装着されている。

3穴の純正スチールホイールに、135/80R13サイズのミシュランを履く。この細さのお陰で、パワーアシストがなくてもステアリングは重くない。

INTERIOR & LUGGAGE

シンプルの極みなれど
座ると楽しくなる

インパネは樹脂製で、左右にトレイがあり、中央に時計や灰皿が備わる。大径のステアリングは、右手を置く位置が、シフトレバーのすぐ横となる。現車はクーラー&ステレオ付。

メーターは速度計(Veglia製)のみで、速度表記の内側に各ギアで引っ張った時のシフトの目安が書かれている。右側は燃料系と各種警告灯類。

シフトレバーはインパネから生えており、手首を捻るようにして操作する。シフトパダーンは通常の4速で、慣れれば問題なく動かせる。

前席は、ボディサイズを考えれば十分以上に大きく、全体にソフトなこともあり座り心地が良い。かわいいチェック柄は純正のもの。

後席はヘッドレストこそないものの、頭上、足元共に余裕があり、大人2人なら快適に座れる。この時代にして3点式ベルトも備わる。

ラゲッジルームは通常状態でもかなり大きく、床面がフラットで使いやすい。

後席背もたれを倒した状態。

ダブルフォールディングさせれば大きな荷物も積載可能。

SPECIFICATION
R4 GTL
全長×全幅×全高:3690×1510×1530mm
ホイールベース:L2400/R2450mm
車両重量:700kg
エンジン型式:水冷直列4気筒OHV

総排気量:1108cc
最高出力:34ps/4000r.p.m.
最大トルク:7.5kg-m/2500r.p.m.
サスペンション(F/R):ダブルウィッシュボーン/トレーリングアーム
ブレーキ(F/R):ディスク/ドラム
タイヤ(F&R):135 SR13

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