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フィアット500Xが欲しい!! FIAT 500X

EDITOR中島秀之
PHOTOGRAPHER奥村純一
協力: フィアット/アバルト横浜町田

フィアット500Xが欲しい!!

フィアット500Xは、2014年10月に発表された。メカニズムの多くをジープ・レネゲートと共用し、お馴染みのフィアット500風デザインの5ドアHBボディを纏う。スズキとの共同開発でハンガリーで作られたセディチの後継車だが、500Xの生産はレネゲートと共に南イタリアのメルフィ工場で行われる。

日本には2015年10月に導入されたが、エンジンは全てマルチエア(吸気バルブが油圧作動)1.4リッター直4ターボで、グレードは3種類を用意。まずFWDで140psエンジンと6速DCTを組み合わせるポップスターと、これに電動本革シート、18インチホイール、ドライバーアシストシステムなどを追加したポップスタープラス。そしてオンデマンド型4WDで、170psエンジンと9速トルコンA/Tを組み合わせるクロスプラスだ。

ポップスター系とクロスプラスでは前後バンパー形状が異なり、後者にはルーフレールも備わる。それ以外にもいくつか仕様が異なる部分がある。

その後特別仕様車が数種発売された後、2017年7月に安全装備の充実が図られると共に、上級2グレードにアダプティブクルーズコントロールの採用などを実施。更に2018年2月には、全グレードに最新インフォテインメントシステム、Uコネクトと7インチタッチパネルモニターを採用。一方、全グレード標準装備だった、3つのモードを選択できるドライブモードセレクターは、これ以降クロスプラスのみの装備に変更されている。

2019年4月にマイナーチェンジされた後期型が日本で発売された。詳細は別項を参照して欲しい。

EXTERIOR & ENGINE

かわいいイメージを残しつつワイルドに変身

フィアット500のイメージを巧みに活かした、5ドアのSUV的ボディを採用。FWDのポップスター系とは、前後バンパーやホイール、ルーフレールなどのデザインが異なっている。

ヘッドライトはHIDでロー&ハイビーム兼用。その下にスモール&ウインカーが配され、一番下にフォグランプを装備。

テールライトは外側がスモール&ブレーキで内側がウインカー。右のみ下部にバックフォグがあり、左側はバックライト。

マルチエア1.4リッター直4ターボ・エンジンは、クロスプラスの場合170psを発揮。組み合わされるミッションはZF製の9速A/Tで、駆動は4WD。

225/45R18のミシュラン・パイロット・スポーツ3を純正アルミホイールに装着。SUVだが完全にオンロード志向のチョイスだ。

INTERIOR & LUGGAGE

オーソドックスで使い勝手のいいインテリア

クロスプラスはインパネがグレーで統一される。9速A/Tはステアリング裏のパドルで操作可能。メーターやスイッチはオーソドックスで見やすく、操作しやすい。

メーターは中央にデジタルの速度計と燃料、水温計、シフトインジケータなど。左にアナログの速度計、右に回転計。

5インチのスクリーンを上部に配置。オーディオや外部入力をコントロール。A/Tセレクター後方にドライブモードセレクターのダイヤルがある。

フロントシートは大きめなサイズで、電動調整&シートヒーター付。座り心地は硬めだが、意外に快適。

リアシートは座面がかなり高く、平板な印象。足元は広いが、頭上空間はやや小さめ。

ラゲッジルームは通常状態で350リッターの容量。この下にテンパータイヤのスペアが収まる。

後席バックレストは6対4分割可倒で、長い物を積むのに便利。

バックレストを全部倒すと、1000リッターまで拡大する。

SPECIFICATION
500Xクロスプラス
全長×全幅×全高:4270×1795×1625mm
ホイールベース:2570mm
車両重量:1460kg
エンジン型式:水冷直列4気筒SOHC16バルブ+ターボ

総排気量:1368cc
最高出力:170ps/5500r.p.m.
最大トルク:25.5kg-m/2500r.p.m.
サスペンション(F&R):ストラット
ブレーキ(F/R):ベンチレーテッド・ディスク/ディスク
タイヤ(F&R):225/45R18

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