BUYERS GUIDE

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プジョーRCZが欲しい!! PEUGEOT RCZ

EDITOR中島秀之
PHOTOGRAPHER奥村純一
協力: プジョー相模原

プジョーRCZが欲しい!!

プジョーRCZは、2007年秋のフランクフルトショーで初めて公開された。その成り立ちは、初代308のシャシー&パワートレインを流用しつつ、車高の低いクーペボディを与えたもの。407クーペの後継と言えたが、もう少し若い世代に向けたスポーティな路線を狙っていた。

ショーでの評判が良かったため市販にゴーサインが出され、2010年4月に欧州市場で販売を開始。日本では同年7月から販売が開始された。

基本メカニズムは初代308をほぼ流用。ボディは完全に新設計で、ロングデッキとダブルバブルルーフが特徴の美しいデザインを採用していた。

日本仕様はBMWと共同開発したガソリン直4直噴1.6リッター・ターボ・エンジンが2種用意され、156ps仕様はアイシン製トルコン6速A/T、200ps仕様は6速M/Tと組み合わされた。前者は右ハンドルでカーボンルーフパックとインテグラルレザーパック(セットオプション)を用意、また後者は左ハンドルでカーボンルーフ・インテグラルレザーパックを用意していた。

その後特別仕様車を複数発売した後、2013年5月にグリルやライト形状を変更した後期型を日本で発売。2014年4月には、270psまで出力を高めたRCZ Rを限定発売した。その後も特別仕様車を随時販売しながら、2015年9月にRCZ Rを再度限定発売。また同年7月に発売されたGT Lineが日本仕様の最終モデルとなり、翌2016年に在庫がなくなったところで販売を終了した。

EXTERIOR & ENGINE

低い車高と筋肉質なデザインが見事に調和

低い車高と長く伸びたリアデッキ、前後とも張り出したフェンダーなどが、デザインの大きな特徴。一見エレガントだが、実はかなり筋肉質。

中央部が凹んだダブルバブルルーフと、サイドに走るアルミナムアーチで、個性的なデザインを演出。

3段階のポジションに自動的に切り替えるアクティブリアスポイラーを装備。写真は最大34度の状態。

フロントライトは外から順に、ウインカー、HIDのロービーム、ハイビーム&スモールで、バンパー部はフォグランプ。

バンパー下の中央部分にバックランプとバックフォグが配置されている。

縦に長い形状のテールライトは上から、スモール、ウインカー、ブレーキランプの順で並ぶ。

A/T仕様のベースグレードは18インチホイールを装備する。タイヤはコンチ・スポーツコンタクト3(取材時)。

エンジンは直4 DOHC直噴1.6リッター・ターボで、A/Tの場合156psと24.5kg-mを発揮。

INTERIOR & LUGGAGE

初代308と部品を共用しつつ独自性も演出

インパネのデザインも基本的には初代308HB系と同一。ステアリングは下が平らなタイプ。

クラシカルな4連丸型メーターを採用。中央下はこの時代のPSA車でお馴染みの切替式液晶モニター。

時計は他の初代308とは異なりアナログ式を採用。現車はパナソニック製SDナビ&オーディオを装備していた。

シートは専用で、着座位置がHBより低い(クーペとしては高めだが)。ベースグレードでも電動調整とシートヒーターを装備。

後席はご覧のように足元、頭上ともに狭く、座面も背面も平らに近い。このためエマージェンシー用か荷物用といった雰囲気。

トランクは深さがあまりなく、左右の張り出しも大きめだが、通常状態で321リッターを確保している。

後席の背もたれ(一体型)を倒せば639リッターにまで拡大するため、ゴルフバッグや旅行用トランク、スキーなどを楽に飲み込む。

SPECIFICATION
PEUGEOT RCZ(6A/T BASE GRADE)
全長×全幅×全高:4290×1845×1360mm
ホイールベース:2610mm
車両重量:1350kg
エンジン型式:水冷直噴直列4気筒DOHC 16バルブICターボ
総排気量:1598cc

最高出力:156ps/6000r.p.m.
最大トルク:24.5kg-m/1400~3500r.p.m.
サスペンション(F/R):ストラット/トーションビーム
ブレーキ(F/R):ベンチレーテッドディスク/ディスク
タイヤ(F&R):235/45R18

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