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CITROËN DS3

EDITOR中島秀之
PHOTOGRAPHER山本佳吾
協力: シトロエン横浜緑

MARKET INFORMATION

全体的にリーズナブルな価格設定
DS3レーシングも狙いやすい価格に

シトロエンDS3は、標準的なシックの中古車が最も多いが、2010~13年の初期型は、現在30~140万円程となっている。ターボ・エンジンのスポーツシックは、シック+20~30万円といったところ。また2013年登場のカブリオは、それより更に+10~20万円といった印象だ。2014~15年の1年半ほどだけ販売された、1.2リッターNA+セミA/Tの中期型シックは、60~130万円程の価格帯で、年式が新しい割にはお買い得感がある。また、2015年以降はスポーツシックが廃止され、シックもしくは限定車が中心となるので、価格帯が変わってくる。年式が新しいほど流通する数は少なくなるものの、価格はリーズナブルで狙い目だ。

今回取材でお借りしたのは、2011年型のスポーツシックで、平均価格より若干リーズナブルな価格設定となっていた。これは、ノーマルの17インチホイール&タイヤではなく、16インチの社外ホイール&スタッドレスタイヤが装着されているからだが、シトロエン横浜緑では、夏用タイヤ&ホイールは購入時に相談して欲しいとのことだった。自分の好きなホイールやタイヤを履きたい人には好都合だろう。

さて2017年以降の現行モデルは、シックで130~200万円とまだ若干高価だ。また、限定で発売された高性能仕様のレーシングは、2011〜2014年型が160~200万円とだいぶ価格は下がってきているようだ。しかし、2016年登場のパフォーマンスは300万円前後と、今でもかなり高い流通価格になっている。

その他、2012年のウルトラプレステージや2015年のエディション1955など、人気の高い限定車は高価になる傾向がある。

2010年25~90万円
2011年30~110万円
2012年40~120万円
2013年45~140万円
2014年60~145万円
2015年60~110万円
2016年70~130万円
2017年130~135万円
2018年140~150万円
2019年170~180万円

(2020年5月調べ)

TROUBLE SHOOTING

#01:初期型は経年劣化による
トラブルに注意

DS3は基本的にトラブルの少ないクルマだが、いくつか注意すべき点がある。まず初期型シックの4速A/T(AL4)は、2万kmに一度A/Tフルードの交換が推奨されている。またセンサー類が経年劣化するそうで、特に水温センサーは傷みやすく、警告灯が点くことがある。中期型シックのシングルクラッチA/Tは、壊れることは少ないものの、運転して、あまりショックが大きいものは避けた方が無難だろう。

#02:ルーフやその他の
塗装&ステッカーに注意

DS3はツートーン塗装が中心だが、ルーフのソリッド塗装が色落ちしやすいという。また限定車などでルーフにカッティングシートが貼られている場合、それがボロボロになってしまうものも多いそうだ。これらは一度きれいにして、磨くことで修復可能だという。更にA ピラーからBピラーのサッシ部分は、黒いステッカー状のものが貼られているが、これも剥がれやすいので、購入の際は注意しておきたい。

TOPIC

DS3といえばセバスチャン・ローブ

WRCで9連覇を達成し、通算79勝を挙げたセバスチャン・ローブ。そのキャリア全盛期終盤にWRCで駆ったのがDS3で、2011、12年にチャンピオンを獲得。13年にも2勝を挙げている。実はその名を冠した、DS3レーシング・セバスチャン・ローブ・エディションが2012年に、世界限定200台で市販されている。艶消し黒と鮮やかな赤の塗装が際立つこのモデル、残念ながら正規輸入されなかったが、並行輸入で少数が販売されたようだ。

2011年シーズンにローブが使用したWRカー。

2012年に市販されたローブ・エディション。

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