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フォルクスワーゲン・ザ・ビートルが欲しい!! VOLKSWAGEN THE BEETLE

EDITOR中島秀之
PHOTOGRAPHER奥村純一
協力: フォルクスワーゲン和光

フォルクスワーゲン・ザ・ビートルが欲しい!!

初代ビートルに似せたFFハッチバック車の2代目として、2011年に発表されたザ・ビートル。プラットフォームはゴルフVIからの流用だが、ホイールベースは2535mmとゴルフより短かかった。

日本では2012年6月に発売されたが、当初は1.2リッター直4 SOHC 8バルブ・ターボ・エンジン(105ps)と、7速DSGを組み合わせた「デザイン」というグレードのみの設定。サスペンションは前ストラット、後はトーションビームを採用していた。

2013年3月に、電動ソフトトップを備えるカブリオレを追加。更に10月には、211psを発揮する2リッター直4 DOHC 16バルブ・ターボ・エンジンと6速DSGを組み合わせる、ザ・ビートル・ターボが追加された。その際リアサスペンションが、全車4リンクと呼ばれるマルチリンクとなった。

2015年にはエントリーモデルの「ベース」を設定。また限定車が数多く登場したが、2016年発売の「デューン」は、150psの1.4リッター直4 DOHC 16バルブ・ターボ・エンジンと7速DSG、18インチホイールなどを備えたSUV風モデルだった。

この年秋に、前後バンパーや内装などを変更したマイナーチェンジモデルを発売。1.2リッターは「ベース」と「デザイン」で変わりないが、2リッターは「2.0Rライン」と車名が変わった。また遅れて、デューンと同じ1.4リッターエンジンの「Rライン」が追加されている。

2019年をもって販売が終了され、後継モデルも無く、ビートルのネーミングは再び休眠することとなった。

EXTERIOR & ENGINE

タイプ1ビートルを彷彿させるかわいいボディ

前後に独立したフェンダーを配したボディデザインが、タイプ1ビートルを思わせる。ニュービートル時代より車体は大きくなり、居住性が向上した。ルーフが黒いのは特別仕様の装備。

ヘッドライトは中央がHIDのロー&ハイで、外側のLEDと内側のバルブはスモール。バンパー部にウインカーとフォグランプを装備。

テールランプは中央の四角と外側の馬蹄形がスモール&ブレーキ。内側上にバック、内側下にウインカー。バンパー部にバックフォグ。

エンジンは105psを発揮する1.2リッター直4 SOHC 8バルブ・直噴ターボ。小排気量過給のエコ・エンジンだが、必要にして十分な性能。

現車は限定車のクラブのため、装備はかなり豪華。ホイールは専用デザインの17インチ径で、タイヤは215/55R17サイズを装着している。

INTERIOR & LUGGAGE

遊び心とお洒落さが巧みにミックスされた内装

タイプ1ビートルのようにインパネは厚みがあり、グレードやボディカラーにより色が異なる。現車は限定車「クラブ」で、シルバーに塗装されている。

メーターは中央にアナログの速度計とデジタルのマルチ表示、左に回転計、右に燃料計。照明は白で、見やすい印象。

「クラブ」は、ステアリング、サイドブレーキレバー、センターアームレストにもオレンジのステッチが入る。

「クラブ」はオレンジを用いた専用チェック柄のファブリックシートを装着。前席は座面、バックレスト共に大きめで、座り心地がいい。

後席は完全に2人掛け。ニュービートル時代よりヘッドルームは拡大されたが、それでも大人の男性が長時間座るのはかなり厳しそう。

フェンダーとVWが共同開発したサウンドシステムを装備。ラゲッジには200mm口径のウーハーも装着されている。

ラゲッジルームは310リッター(標準車)とやや小さめ。ただし後席バックレストが左右分割で倒せ、最大905リッターまで拡大することができる。

SPECIFICATION
VOLKSWAGEN THE BEETLE CLUB
全長×全幅×全高:4270×1815×1495mm
ホイールベース:2535mm
車両重量:1300kg
エンジン形式:直列4気筒SOHC8バルブ
総排気量:1197cc

最高出力:105ps/5000r.p.m.
最大トルク:17.8kg-m/1500-4100r.p.m.
サスペンション(F/R):ストラット/4リンク
ブレーキ(F/R):ベンチレーテッドディスク/ディスク
タイヤ(F&R):215/55R17

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