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100万円でドロ沼に陥る!?

趣味へのこだわりは天の邪鬼にあらずFORD FIESTA ST

編集部員がこれは! と思った趣味グルマを紹介する『100万円でドロ沼に陥る!?』。今回は、当コーナーで紹介する車の中では比較的新しい、フォード・フィエスタSTを取り上げる。正規インポーターが撤退したもなお、コアなクルマ好きから熱い支持を得続ける欧州フォードが気になる方はお見逃しなく!

TEXT / 中本健二 PHOTO / 山本佳吾
SPECIAL THANKS / ストリートライフ(http://www.streetlife.co.jp/

趣味へのこだわりは天の邪鬼にあらず

カー・マガジン編集部がフォードとコラボイベントを開催していた2016年、突如日本撤退が決定し、恐らく国内の自動車雑誌界で最もショックを受けた本誌。とりわけフォーカスLOVEの編集長ナガオは、そのニュースに触れ思わずフォードのマスコットキャラFOMO君(ご存知?)に語り掛けて、あちらの世界に行ってしまった……。

閑話休題。そんな正規モノを購入できなくなったフォードだが、ユーズドカーマーケットを見渡せば気になる個体がちらほら。今回取り上げるのは、ラリー好きにはお馴染みのスペシャルショップ『ストリートライフ』でストックされているフォード・フィエスタSTコンペティションだ。フォーカスST170、モンデオST220に続いてSTシリーズのトリを務めたのがフィエスタSTで、最もコンパクトな末っ子的存在。全長4mを切るボディに2リッター直4DOHCの“デュラテック”を積み、トランスミッションは5速M/Tとなる。撮影したテンサンラリー(=プジョー106ラリー1.3)オーナーの山本カメラマンが、「シフトが気持ちいい」と太鼓判を押すほどショートストロークが小気味良い。

フィエスタSTコンペティションの特長と言えば、専用のデカールとSTよりも1インチ大きい17インチのタイヤ&ホイールを履くこと。見た目はド派手だが、インテリアは適度なスポーティさで、居住性が高く普段使いにもオススメといえる。リアもスペースは十分で、フロントシートの背面はえぐられたデザインでかつシート下につま先が入るため、5人はツラいが大人4人でも不満はないだろう。

ちなみに取材当時、ストリートライフには同年代のフィエスタSTがストックされていたがそちらは売約済。なんでも、国内導入最終モデルのフィエスタに乗っていたものの、マニュアルが欲しくなり乗り換えたのだとか。フォードが撤退したことで俄かに気になり始めたへそ曲がり、もといフォード好きはぜひチェックしておきたい。

フォード・フィエスタとは?

欧州フォードより投入されたBセグメント・ハッチバックがフィエスタで、国内導入当初は1.6リッター直4ユニットを搭載する5ドアモデルのみのラインナップであった。その後3ドアのホットモデル、STおよびSTコンペティションが導入された。

伝統のセンターストライプ
ダイヤモンドホワイトのボディ色、またSTコンペティションの特長ともいえるデカールのコンディションも良好だ。かのGT40を連想せるブルーにホワイトのセンターストライプも良いが、その逆パターンもなかなか。
これからが美味しい?
“DURATEC ST”の文字が目を引くエンジンルーム。モンデオと同じ2リッターDOHCユニットだが、こちらは5psアップの150psを誇る。ショートストロークの5速M/Tとの相性は抜群。
上々のコンディション
総走行距離2万2000km+αを物語るようにインテリアの状態は非常に良い。
全長3920mmとコンパクトだが元々が実用大衆車だけに、ラゲッジスペースは十分確保されている。
適度にスポーティで実用的
レザーとファブリックのコンビシートは、適度にサポートが立った日常使いにも適したデザイン。
リアシートの居住性も高く、ファミリーカーとしてもオススメ出来る。
これでもかのST推し
STコンペティションではSTよりも1サイズ大きな17インチホイールが標準となる。新車時純正のピレリPゼロ・ネロはそろそろ寿命か。
ルーフスポイラーはSTシリーズの標準装備。
正規ディーラー・プレートが泣かせる
当時のJWRC参戦マシーンを彷彿とさせる“TEAM RS”のデカールが目を引く。
いまはなき正規ディーラーのプレートも貴重だ。
ホットモデルのため、パーツが多数交換されていたりスポーツ走行で酷使された個体も見られるが、現車はオリジナルコンディションを保ち、大切に乗られていたことが伺える。走行2万2000km+αということで、内装の状態が良い点も見逃せない。

2005 FORD FIESTA ST
車両本体価格:88万円(取材時)
ホットハッチ度 ★★★★☆
実用度 ★★★★☆
ドロ沼度 ★★☆☆☆