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カメラマン・ケイゴのラリージャンキー観戦記

イタラリーって言っても、イタリアじゃないよ!フィンランド地方選手権編

2019年のフィンランド国内ラリー選手権第3戦、イタラリーに行ってきました。世界的にも少なくなりつつスノーラリーはやっぱり楽しい! WRカーからヒストリックカーまで、様々なマシンが雪上を暴れまわっていましたよ!

TEXT&PHOTO / 山本佳吾

イタラリーって言っても、
イタリアじゃないよ!

今回はフィンランドの地方選手権、2019年3月に行われたイタラリーのレポートです。ラリーが国技と言われるフィンランドは本当にラリーが盛ん。レベルも高く地方戦でもかなり楽しめます。

第3戦を迎えたフィンランド選手権。ヘルシンキから東へ約4時間のヨエンスーという街が舞台です。ヘルシンキからはクルマでも鉄道でも同じぐらいの所要時間なので、体力温存と趣味の鉄(道)分補給を兼ねて鉄道を選びました。以前にも紹介したけど、フィンランド国鉄のウェブサイトはとてもわかりやすくて予約も簡単。車両も広くてゆったりして快適! 日本では絶滅した食堂車もあるので、どこか懐かしい旅情溢れる感じです。ただ、ここまでドバイ経由で来たので、実質約30時間ぐらいかかりました。すぐそこはロシアなのでたった2軒隣りの国なんですけどねえ。

さて、そんなヨエンスーまでなぜわざわざやってきたかと言うと、スウェーデンが暖冬で雪が少なくて、スノーラリーを撮り足りない! と思ったのもあるけど、トヨタの育成プログラムで修行中の勝田貴元選手がヤリスWRCで初めての実戦に挑戦するって言うので、久々に日本人がWRカーで走るシーンを見たくてやってきた次第。普段はフィエスタR5で参戦している勝田選手。型遅れのフィエスタにも関わらず、WRC2で好成績を残しているので、ヤリスでのWRC参戦にも期待が持てそうですねえ。

開催地からヒトコト
ヘルシンキから急行列車に揺られること約4時間。ヨエンスーに着く頃にはすっかり暗くなってました。最初はほぼ満席だった列車も、時間が経つにつれて空席が目立ちました。昔乗った特急白鳥もそんな感じだったなあ。
この世代のクリオは世界中のローカルラリーでよく見ます。軽い安い速いの三拍子。微妙に垢抜けないカラーがそれっぽいなあ。
フィンランドのラリーって日本車も多く参戦していて、なぜかトヨタ車が多いんです。中でもKP61スターレットが大人気。
パッと見はホイールがデカイぐらいで、ただのKPに見えるけど、中身はスゴイんです。脚もミッションも最新スペック。
こちらはシトロエンC2のR2。すげー甲高いNAサウンドが気持ちいいー。106もいいけどC2もいいよね。欲しくなってきた。
派手なゴールドのこちらはご存知シビック・タイプR。EP3ですね。歴代シビックも大人気みたい。VTEC人気は世界共通です。
最終SSはヨエンスー市内の競馬場。ギャラリーの前でド派手なドリフトを見せるのはテーム・アスンマーのファビア。
WRCやAPRCや中国選手権など、世界中で走ってるヤリ・ケトマー。僕が初めて見たのはラリージャパンだったな。
AE86はよく見るんだけど、珍しく今のハチロクがいました。但し、ただのハチロクじゃなくてTMG製のGT86CS-R3です。
フィンランド選手権を6度制しているユハ・サロ。大人気の選手です。プロトンでラリー北海道に参戦した時、僕の目の前でリタイアしてました。
ナンバーが無い! と思ったあなた。よーく見て下さい。リアガラスの右上に見えるステッカーが競技用のナンバーなんです。さすがラリー先進国。
ギャラリーはそんなに多くはないんだけど、みんなのんびりした雰囲気で観戦してました。爺ちゃんが孫を連れてきてたりで、いい雰囲気でした。

ドイツ三羽烏

BMW
E36世代のBMWも各種ございます。FRが人気の秘訣で、派手なドリフトにはギャラリーから拍手喝采が。
VW
意外と少ないのがゴルフ。今回はゴルフ3のGTIしか見なかったなあ。今見ると小さくていいですねえ。
OPEL
2021年、日本への正式な復帰が発表されたオペル。今はアダムR2がワークス体制でERCに参戦しています。

勝田貴元、WRカー初挑戦!

相手は格下のR5だし、普通に走れば優勝は間違いなし。だったんだけど、午後からのドカ雪で先頭ゼッケンの勝田は不利なラッセル役に。
そんな不利な状況をはねのけ見事に優勝。初のWRカーを楽しんだ様子で、コ・ドラのダン・バリットとこの笑顔。5月にもヤリスで参戦予定。
フィンランドでのトヨタとトミ・マキネンの人気は相当なもの。午後からは吹雪模様だったけど、サービスにはこんな感じで常に人だかりができてました。

勝ったのは?

実質トップカテゴリーのSM1クラスを制したのはエミル・リンドホルムのポロGTI R5。さすがは最新のR5マシンとフィンランド期待の若手です。
父親もかつてフィンランド選手権を何度も制したドライバー。で、父の従兄弟、つまりエミルの叔父さんがマーカス・グロンホルムっていう、ラリー一家のサラブレッド。

グルメコーナー

旅の楽しみに一つでもあるグルメコーナー。今回はフィンランドのヨエンスーを中心に様々な旅のメニューを紹介しましょう!

ヨエンスーの街で飲んだ帰りに屋台で買ったケバブ。これがなかなか美味しくてボリュームもたっぷり。めちゃくちゃ食べづらいけどね。
こちらはドバイでトランジット中に食べた謎の料理。クレープの生地みたいなのを激辛のタレにつけて食べました。正式な食べ方は最後までわからず。
フィンランドでハンバーガーといえばこちらのヘスバーガー。食事に困ったらとりあえずこちらへ。種類が豊富で味もいいのでお気に入りのお店です。
日本の鉄道からは無くなってしまった食堂車。フィンランドでは健在です。駅弁の文化もないので長距離列車にはありがたい存在です。

旅をした人

ヤマモト・ケイゴ
WRCだけじゃなくて色んな国の国内戦に行ってると、現地のカメラマン達と仲良くなり、色々助けてもらってます。ラリー後にそんな連中と夜の街に繰り出して酒場巡り。