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"海の男"にリーヴァFIAT500 RIVA

編集部が気になる1台をピックアップし紹介するという、平たく言えば、あのウリモノを見に行きたい……という編集部員の願望を取材化する、"公私混同"コーナー!? 直輸入車のフィアット500リーヴァをピックアップします。

TEXT&PHOTO / 平井大介
SPECIAL THANKS / カーボックス横浜(http://www.carbox.jp/

“海の男”にリーヴァ

フィアット500リーヴァは、2018年のパリ・サロンで発表され、それを実際に会場で見た私は正直ひと目惚れでした。こういうランチア・ブルーみたいな紺色、好きなんです。しかも内装はウッド+ホワイトレザーという、これまた好きな組み合わせ。当時の誌面では面白さ重視でフィアット・ティーポをイチオシと書きましたが、これはこれで気になっていました。そんなリーヴァを、一緒に会場で見たカーボックス横浜の吉田さんから直輸入したとは聞いていて、今回、その中古車(と言っても走行距離約500kmのほぼ新古車)が入荷したということで、カメラ片手に行ってきた次第です。

ちなみにリーヴァとは、ボート界のロールス・ロイスと名高い、イタリアの超高級プレジャーボートブランドのこと。そのスタイルはエレガントで美しく、F1モナコGPに横付けするのが似合う、と書けばわかりやすいでしょうか。そんなリーヴァとフィアットがコラボして生まれたのが500リーヴァなのでした。

さて今回も乗り込んだ瞬間に、”これはアリだなぁ〜”とふたたび感心。これでシフトノブがウッドになるM/Tでサンルーフ付きなら個人的には完璧です。ディテールを観察していくと、ボディを1周する水色のピンストライプ、ボディ同色を仕込んだホイール、ウッドベースの500ロゴ、キーをアクセサリーにすると現れる水色地に”Riva”のロゴ……と、正直たいしてコストはかかっていないのに、高級感を覚えさせるアイデアたち。イタリアンデザインってスゴイ、と改めて感心することばかりです。

最近船舶免許を取得し、密かに海の似合う男を目指している筆者としては、ボートのリーヴァはまず買えないとして(笑)、少なくともこの500リーヴァが似合う”エレガントな海の男”になりたい……くらいは思うのでありました。しかし本音としては、これがランチア・イプシロン・リーヴァなら一発KOだったということ。これはランチアがやるべき仕事だと思うんですけどねぇ。しかもランチア・ブルーっぽい色は反則じゃないかなぁと思いつつ、やっぱり気になる1台なのでありました。

ホワイトレザーとウッドを組み合わせた室内はまさに”小さな高級車” (嗚呼、まさにランチアが得意な分野……)。試乗中に偶然FMからジャズが流れた時に、それなりのオシャレをしていい音楽を聴きたくなるクルマだなぁと感じた。シートの縁取りとロゴが紺色なのは実にハイセンスで、アクセサリーで現れる画面も実にステキ。
ちょっと”Riva”のロゴが多すぎる? と思いつつディテールを細かく見ていくと、やはりこの水色のピンストライプが入れ方といい色合いといい、フィアット500リーヴァの白眉に思える。左右の500ロゴも外装にここだけウッドを使うという心憎いばかりの演出。ボディ同色を仕込んだホイールは500リーヴァの専用品となる。
こちらのエンジンは1.2リッター8Vで、他にもイタリア市場向けの105ps、他の市場向け85psとなるツインエアが用意される。セミA/Tだと正直速くはないが、その立ち振る舞いが逆に優雅さを感じさせ、これはこれでアリ。
こちらはもう1台、取材時に在庫されていたオープン版の500Cリーヴァで、見てのとおりナンバーも取得していない完全なる新車。仕様はクーペ版と同じですが、より”海の男”感が演出できそうという意味で、魅力的な1台でありました。売約ズミ。