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自動車型録美術館

日産フェアレディZNISSAN FAIRLADY Z

古今東西の自動車カタログをご紹介します。

TEXT / 板谷熊太郎

S30はフェアレディZの原点です

432Rの掲載されたカタログ1

初代Zのヘッドライトを正面から捉え、ライトが点灯していない表紙のカタログには、S20エンジンを搭載した432Rが記載されています。面白いのは裏表紙で、会社名が英文表記なのです。

432Rの掲載されたカタログ2

横から撮影したZのヘッドライトが点灯している表紙のカタログにも、432Rが掲載されています。カタログの内容はほぼ同一で、カタログ1との違いは、ZLモデルへのA/T追加と裏表紙の社名が日本語表記になったことです。

イタリアの日産ミュージアム

日本では遅々として進まず、現在に至るまで実現していない日産の自動車博物館。イタリアのローマに日産のミュージアムができたという案内が手許に届いたのは1998年10月のことでした。日本車に対して閉鎖的なイタリア市場に日産が打って出たのは1988年のこと。ミュージアムは日産のイタリア市場登場10周年を記念してつくられたようです。この場で紹介しようと思い立ったのは、欧州、しかもスポーツカーの本場であるイタリアに日産のミュージアムができた際、Zが大きく扱われたことがうれしかったからです。北米のみならず、欧州にも熱心なZファンはいるようです。

(初出カー・マガジン498号/連載第46回)

現在まで連綿と生産が続けられているフェアレディ、さすがに世界中で発行されたカタログ等の資料も多種多様です。Zの主たる市場である北米のカタログにはいくつか魅力的なものが存在しています。北米で愛されているZも、日本で生産される日本のクルマであることに変わりはありません。どのカタログにするか迷った末、S20エンジンを搭載したZ432が掲載されている日本のカタログに落ち着きました。

●内容:カタログ1:300mm×250mm 24p/カタログ2:300mm×250mm 24p

マーチの企画を担当していた時、ユーザーの声を聴くため、イタリアのミラノにクラブイタリアのメンバーを訪ねたことがあります。イタリアの有力者は、犯罪等に巻き込まれないよう、普段はマイクラ(マーチの欧州名)などの大衆車を使用していることが多いと聞いていました。クラブイタリアのメンバーを紹介してくれたのは日本の知人で、イタリア日産の世話にはなりませんでした。それでも訪伊にともないイタリア日産とも若干の縁ができ、後日、今回紹介しているローマの日産ミュージアムのプレスキットが送られてきた、というわけです。ご承知のように北米におけるZの人気は不動のものがあります。欧州でもZは人気があることを示す資料として、あえてご紹介した次第です。

博物館プレスキット:210mm×210mm 変則8ページ + 200mm×200mm 4p×6

プロフィール●板谷熊太郎
幼いころからのクルマ好き、実車よりもカタログや書籍などの紙モノに魅かれる変わり者。カー・マガジンの『自動車型録美術館』の他、姉妹誌モデル・カーズにも『自動車博物記』を連載中。