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ボクらのヤングタイマー列伝

当時の若者を熱狂させました! DAIHATSU CHARADE DE TOMASO

遠藤イヅルが自身のイラストともに1980年代以降の趣味車、いわゆる"ヤングタイマー"なクルマを振り返るというこのコーナー。1971年生まれの遠藤イヅルと1973年生まれの編集担当が、独断と偏見でお届け致します! 今回は当連載に一度も登場していなかったダイハツの中から……と言えばもうこれしかありません! というわけで、歴代シャレード・デ・トマソですヨ!

TEXT / 遠藤イヅル(イラストも)

当時の若者を熱狂させました! 

デ・トマソと聞いて何を連想しますか? パンテーラなどいろいろありますが、アラフィフ世代なら、『ダイハツ・シャレード・デ・トマソ!』と言う声が多いかもしれません。始まりは1981年。ダイハツは、デ・トマソが初代シャレードをレーシーに仕上げた『シャレード・デ・トマソ』を東京モーターショーで発表しますが、これは結局お蔵入りとなり、未発売に終わりました。しかし1984年、2 代目シャレードに追加された『シャレード・デ・トマソ・ターボ』で、ついにシャレード・デ・トマソの市販が実現。デ・トマソによるエアロパーツ、赤×黒のボディカラー、カンパニョーロの金色アルミホイールでスポーティに装い、内装もモモ製ステアリングが奢られ、当時の若者を熱狂させたのです。この代のトピックはエンジンをミッドシップマウントに変更しオーバーフェンダーで武装した『デ・トマソ926R』ですが、これについては下記ページに掲載していますので、ぜひご覧下さい!
https://themotorbrothers.com/others/7110

スタイリッシュな3代目シャレード(1987〜1993年)のデ・トマソ仕様はショーモデルのみでしたが、4代目に再び市販モデルが復活。ターボエンジンではなくなり派手な印象は薄くなったものの、エアロパーツとシリーズ唯一の1.6リッターエンジンを積んで差別化を図ったほか、レカロ製シート、ナルディ製ステアリング、ピレリ製P600タイヤなどイタリアンメイドな装備を満載しました。

ダイハツとデ・トマソのコラボレーションと言えば、忘れてはならないのが『イノチェンティ・ターボ・デ・トマソ』です。『イノチェンティ・ミニ・デ・トマソ』じゃないですよ。イノチェンティ・ミニは当初、BMC(BL)ミニをほぼそのまま作っていましたが、1974年からはイタリアンモダンの極みのようなボディを載せた『90/120』に進化。エンジンはミニと同じOHVのA型で、サスペンションもラバーコーンでした。ところが1982年、イノチェンティの親会社だったデ・トマソとBLの提携が終了したことで、ダイハツ3気筒エンジンの採用を決定。車名から”ミニ”が消えるとともに、ダイハツとデ・トマソの関係がスタートしたのです。

そのためホットバージョンの『ミニ・デ・トマソ』も、お馴染み1275ccのA型からダイハツ製993cc 3気筒ターボエンジンに換装、車名も『ターボ・デ・トマソ』に変更……そう、気が付いた方も多いでしょう。ターボ・デ・トマソに積んだエンジンは、シャレード・ターボと基本的には同じユニットだったのです。一方、ターボ以外のダイハツ製エンジンを載せたイノチェンティは、『トレ・チリンドリ(=3気筒)』や『990』などと呼ばれ、1990年にイノチェンティをフィアットがデ・トマソから買収した後の1992 年まで、製造が行われたのでありました。