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三角窓のままで乗りたいクラシック・ミニ好きの桃源郷

店内にところ狭しと並んだクラシック・ミニを始めとした英国車たち、ミニ屋Aiフラジルはまさにミニ好きの桃源郷とも言える。その光景に感心しながら、同店お薦めの3台を取材してきた。

TEXT&PHOTO / 平井大介
SPECIAL THANKS / ミニ屋Aiフラジル(http://www3.wind.ne.jp/miniya/)

三角窓のままで乗りたい

クラシック・ミニを扱うスペシャルショップと聞いて、ミニ屋Aiフラジルを思い浮かべる人は多いだろう。個人的に訪れたことはないが、たびたびその販売車両は誌面を飾り、見るたびに素晴らしい個体が多いと感心していた。そこで今回取材に行くと決まった時、真っ先に手をあげた次第だ。

関越自動車道の渋川伊香保ICを降りてから20分近く走ると、誌面でよく見た建物が現れた。左がファクトリーで右がショールーム。早速右のほうへ足を踏み入れると、クラシック・ミニを中心とした珠玉の英国車がズラリと並んでいるではないか。”珠玉の”と書くのは安易に思われるかもしれないが、怪しい個体が1台としてなく、どれもシャンとして見えるから仕方ない。これはクラシック・ミニの桃源郷だ……と感心しながら2 階へ上がると、今度は思わず”おおっ”と声をあげそうになった。ウッドを中心とした空間に、パーツやらグッズやらがこれまたズラリと並んでおり、クラシック・ミニの世界がそのまま延長されているかのようだったからである。

代表の塩原さんはご自身のクラシック・ミニ歴が約40年となる、いわゆる”好きが高じてそのまま商売になった”クチ。温和な話し口の端々からミニへの愛情が感じられ、店構えといいラインアップといい人柄といい、全国からお客さんが集うというのもよくわかる。ここ最近の傾向を聞いたら、最後の1台として選ぶ人が増えているとのことだった。やはり若い時はハイパワーだったり見た目が派手だったりするものに惹かれるが、だんだん落ち着いたものを求めるようになり、ベーシックカーとしてエバーグリーンな魅力を持つクラシック・ミニに辿り着く、あるいは回帰する気持ちはわかるような気がする。 そして塩原さんにお薦め頂いたのが今回登場する3台。詳細は下をご覧頂くとして、最初であろうと最後であろうと、どれも選んで間違いのない1台と言えそうだ。

1967 年式モーリス・ミニ・デラックスMk-1

メインカットの手前にあるこのデラックスMk-1は珍しいオーストラリア仕様で、この年式だとスライド窓なのが三角窓になっている。また前オーナーが998ccから1300ccへと換装しクーラーも追加。非常に乗りやすい仕様となっており、日常のアシとして使いたい。(価格:238万円+税/取材時)

1967年式モーリス・ミニ・クーパー1275S Mk-1

数年前にフルレストアを終えたというグリーンがキレイな1275S。実は長年所有してきたオーナーがかなりの投資をしてエンジンや足まわりにチューニングを施しており、速いミニが欲しい方にお薦め。ちなみに2トーンのシートは珍しい当時のオプションとのこと。(価格:問い合わせ/取材時)

1962年式オーグルSX1000

ミニをベースに66台作られたキットカーで、2016年に同店が日本国内新規登録。その後国内1オーナーで再入庫したそう。FRP製の軽量かつ低重心のボディで、ミニのパワーユニットを最大限に引き出す走りが魅力。こんな希少車を手に入れる機会は何度もない。(価格:500万円+税/取材時)

「もう10~20年ちゃんと乗れるよう、
しっかり仕上げてから販売したい」

生産終了から約20年が経過したクラシック・ミニであるが、ここまで残ってきた個体は何らかの理由があると塩原さん。「ミニは乗って楽しむクルマですから、もう10〜20年ちゃんと乗れるよう、しっかり仕上げてから販売したいですね」とも語っていて、価格の高い安いではなく、いい物じゃないと売らないと考えているようだ。