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100万円でドロ沼に陥る!?

早くも希少車の仲間入りRENAULT MEGANE 2.0

人気企画『100万円でドロ沼に陥る!?』のコーナー。今回は、比較的高年式ながらモデルチェンジの狭間にすっぽりとはまり、実は売り物僅少のメガーヌハッチバックの後期型を取り上げます。

TEXT / 中本健二 PHOTO / 山本佳吾

2016年には4代目がデビューし、ホットモデルR.S.を筆頭にスポーティな走りが話題のルノー・メガーヌだが、今回取り上げるのは2002年に登場した2代目、メガーヌIIの最後期モデルだ。そそり立ったリアウインドウと膨らんだお尻の組み合わせは、クセの強いデザインながら好評を博し2003年には欧州カー・オブ・ザ・イヤーを獲得している。しかし、モデル末期に差し掛かるとクセの強さがアダとなり(?)、もしくは飽きられ販売台数は低迷。それゆえか最後期モデルは意外なほど売り物が少ない。実は、売り物の実車を見たのは今回が初めてだ。 

取材車の走行距離は10万km近かったが足まわりはリフレッシュされており、ルノー車ならではのしなやかな足さばきは健在。またルノーのラインナップではいち早く採用された電動パワステの感触もまずまず。むしろ走行距離を延ばすほどに馴染んでくる、ルノーらしい乗り味を存分に体験できる美味しいゾーンに入った個体とも言える。しかし残念なことにその領域に入ったルノー車は相対的に内装のダメージが進行していることも多いため、車内へ目を向けると欲しいと思う気持ちに対して鎮静作用が働いてしまうといった悲しさもある。しかし取材車ではグイっと現実へ引き戻されるほど気になるところはなかった。

トランスミッションは、ルノーではDP0、PSAではAL4と呼ばれるフランス車のド定番4速A/T。昔乗った記憶では、なかなか4速に入らず3速で引っ張り過ぎる印象であったが、変に高回転まで引っ張ることもなく4速へシフトチェンジしてくれた。シフトレバーをDレンジから左に倒せばマニュアルシフトも可能のため、気になる場合はそちらを使えば問題ない。最新の多段A/Tの半分ほどしかないためシフトダウン時の変速ショックは大きいが、滑りなどの予兆はなかった。トラブルのイメージが付きまとうこの時代のオートマであるが、乗りっぱなしでなければそれ程気になるところはないようだ。取材日は30°C近い気温であったがエアコンはバッチリ利いて、快適に試乗することが出来た。これは、日常使いのクルマであれば重要なポイントだろう。何気にレアなメガーヌをサラリと乗る。そこに楽しみを見出す方はぜひ。

ルノー・メガーヌとは?

1995年に19の後継モデルとして初代がデビュー。今回取り上げるのは2002年に登場した2代目でメガーヌIIとも呼ばれる。ボディバリエーションは、5&3ドアハッチバックの他、エステート、カブリオレ、セダンが用意されていた。ホットモデルのR.Sは未だ根強い人気を持つ。

ベタベタドロドロ、なんてところはなし

適度に使いこまれてはいるが、経年変化でプラスチックパーツがベタベタになっているような箇所はない。

トランスミッションは、長年多くのフランス車に搭載された4速A/T。トラブルなどの悪名が先行しているが、乗りっ放しでなければ問題なし。

1.6リッターもラインナップされていたが、取材車は2リッター直4を搭載。低速トルクがあり、発進時のスムーズさは好感触だった。取材日は30°C近くまで気温が上がったが、エアコンの利きに問題はなく車内は快適であった。

ベージュ内装の落ち着いた雰囲気

フロントシートは、意外なほどサイドサポートが立っておりホールド性は良好だ。とはいえ、乗降が不便に感じるほどではない。

リアシートは大人3人だと少々窮屈。ふたり乗車と考えたほうがよさそうだ。

走行10万kmは近いがコンディションは上々
走行は10万km近いがコンディションは上々。後期モデルのフロントマスクには、所々シルバーの加飾が入る。マフラーはワンオフ物に変更されているが、エキゾーストノートがうるさく感じられることはなかった。ホイールはオリジナルで、タイヤサイズは前後共に205/55R16。奥行きはそれほどないが、使い勝手に優れたラゲッジルーム。リアシートは分割可倒式のため長尺物でも問題なく積める。
3代目が出て評価はさらに向上

3代目が出て評価はさらに向上。リアスタイルは、2代目メガーヌのデザインにおける白眉。3代目のデビュー時、丸みを帯びた”フツー”のデザインを採用していたことで嘆いたメガーヌ・ファンは多かった。アヴァンタイムやヴェルサティスの流れを組む佇まいだ。

2代目メガーヌの売り物は珍しくはないが、最後期モデルとなると話は別。最後期モデルで特別な変更点はないが、ディテールの細かな違いに気持ち昂る方にはオススメ。もちろんルノーらしい乗り味は健在だ。

2009年式ルノー・メガーヌ
車両本体価格:39万円(取材時)
隠れレア度:★★★★☆
実用度:★★★★☆
ドロ沼度:★★☆☆☆