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旧き佳き時代の四角いボルボの話VOLVO 240GL ESTATE

堅牢な車体やシンプルで整備性が高い機関などを採用していたボルボ240エステートは、サイズの割に小回りが利いたこともあり、日本でも人気車となった。今でも数多くのパーツが流通、正規ディーラーで気軽に直せることが幸いし、"オシャレな実用車"から"趣味車の定番"へ変貌している。

TEXT / 高桑秀典 PHOTO / 藤井元輔
SPECIAL THANKS / ボルボ・クラシックガレージ(https://klassiskgarage.vc-dealer.jp/

久しぶりにまじまじと見たボルボ240GLエステートは、まるでクラシック・ミニや2CV、ビートルのような空気感に包まれていた。

ボルボ・カーズ東名横浜内にある『ボルボ・クラシックガレージ』の販売車両であるという点がいつも以上に趣味車っぽさを増大させていたともいえるが、自分がクラシックガレージを訪問しているという色眼鏡を外して見ても、240GLエステートの佇まいは世界的名車ならではの普遍的な魅力を放っていた。

かつてカメラマンやデザイナーといったカタカナ職業の方や流行に敏感なサーファーがこぞって乗っていた240エステート(セダンも含む)の歴史は古く、ボルボが140/160シリーズの後継モデルとして開発した240シリーズを発表したのは1972年のこと。その後、基本設計を変えることなく1993年まで継続生産されたこともあり、クラシックガレージの阿部昭男マネージャー(帝人ボルボ時代の1985年入社)によると「機能パーツに関しては今でもほぼすべてが揃います」とのこと。

旧いクルマを長年維持していく上で、パーツの有無は重要な要素となるが、阿部マネージャーはこうも話してくれた。「240シリーズは人気車だったことが幸いし、純正部品だけでなく、社外のアフターマーケットパーツもたくさん流通しています。それこそピンからキリまでありますが。そして、構造がシンプルで一般的な機構を採用しているので、街のショップさんでもフレキシブルに直すことができます。ボルボ・クラシックガレージでも、お客様といろいろ相談しながら整備内容を決めています。販売車両に関しても、ご購入いただく際にどこまで仕上げるのかを打ち合わせしてから納車しています」

どこで直してくれるかわからない、というオールド・ボルボ・オーナーの声がきっかけとなって開設されたクラシックガレージでは、単にレストアやリフレッシュ作業を行うのではなく、ユーザーとのディスカッションを大切にしながら作業を進めているという。 「各部を徹底的に仕上げたクルマを好まれる方もいれば、クルマを道具として捉え、適度にヤレた感じを楽しむ方もいます。この240GLエステートも、お客様のリクエストに応じて仕上げさせていただきます」とも阿部マネージャーが話してくれたので、理想とするスタイルの240GLエステートを手にしたい方はクラシックガレージを訪ね、一生モノとなるボルボをオーダーしてみるといいだろう。

取材車は、品川34の2桁ナンバーが付いているワンオーナーの下取り車(当時)。総走行距離は12万km。整備記録簿も揃っていた。

内装と機関系のコンディションがよく、所々に経年劣化が見られる外装の状態さえよしとすれば、ローコストにて乗り出すことが可能。

ボルボ240シリーズは1992年モデルからエアバッグを標準装備。

後方視界を確保できるシースルーヘッドレストなども採用していた。現車はオプションのアームレストも装備。

エンジンは2.3リッターの直4 SOHC。これにアイシン製の4速A/Tが組み合わされる。

フルフラットになる荷室に遊びの道具を満載して出かければ、あなたのカーライフがさらに充実。人生が変わるかもしれない。

1992年式 ボルボ240GLエステート
価格:150〜200万円 (取材時・仕上げ具合による)