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COLUMN

300psの心臓を持つ
ハンドリング・ラリーマシン
幻のGr.Sマシンカタログ

WRCの歴史の闇へと葬り去られてしまったグループS。いったいどんなマシンが走る予定だったのか、ここではGr.Sに参戦を予定していたマシン、その一部を紹介しよう。

TEXT / ティーポ編集部

300psの心臓を持つ
ハンドリング・ラリーマシン

時代に翻弄され、結局日の目を見ることなく去っていった各メーカーが開発していたグループS参戦予定車両。レギュレーションは、グループBが「連続する12ヶ月の間に200台を生産する」という条件なのに比べ、こちらはたった10台という超少量生産数。パワーが300psに抑えられる代わりに、ボディ形状とシャシーの自由度が開放されたマシンは、ハンドリングマシンとなるべく様々な工夫が施されていた。

LANCIA ECV

ランチア・デルタS4の後を継ぐべく生まれたのがECV。当初は1759ccのツインターボで600ps以上を発揮していたが、グループSに合わせ300psへディチューン。ボディはカーボンハニカム材を使用し930kgまで軽量化されていた。

LANCIA ECV2

ECVをよりコンパクト化し、優れた空力特性を持たせるという実験的な意味合いで改良を施し1988年に登場したのがECV2。その為、エンジンとシャシーは基本ECVのものがそのまま使われていた。

AUDI SPORTS QUATTORO RS002

スペースフレームのシャシーにCカーを連想させるようなボディパネルを被せ、20バルブの5気筒エンジンを搭載とまんまレーシングカーの手法で作られた。これにアウディお得意のクワトロ・システムを組み合わせ、究極のハンドリングを目指したマシン。

LADA SAMARA Gr.S

ロシアの自動車メーカー、ラーダが製作したグループSマシン。フルスペースフレームに「シルエット」と呼ばれる樹脂製のボディを架装。ミドシップにレギュレーション通りの300psを発揮するターボユニットを搭載。ただし、4WDではなく後輪駆動だった。

OPEL KADETT 4×4

オペルは可変トルクスプリットによって戦闘力を上げようとした。前後のトルク配分を手動で変えることができる機構を持つ。具体的には前:後を28:72から50:50まで自由に選択できる。エンジンは1860ccのターボで、最高500psを発揮した。