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今乗るべきハッチバックTOYOTA COROLLA SPORT, PEUGEOT 308 & RENAULT MEGANE

クルマのデキが良くなっている今、日常域でクルマの楽しさを味わうのなら、ベーシック・ハッチバックがオススメだ。シャシーとパワートレーンが絶妙にバランスした、オススメの現行モデル3台を紹介しよう。

TEXT / 山田弘樹 PHOTO / 内藤敬仁, 佐藤亮太
SPECIAL THANKS / トヨタ(http://www.toyota.co.jp/), グループPSAジャパン(https://web.peugeot.co.jp), ルノー・ジャポン(http://www.renault.jp

今乗るべきハッチバック

TOYOTA COROLLA SPORT

このクルマの楽しさは一度乗ればわかるはず!

ここの読者には釈迦に説法だけど、クルマのデキってヤツがとっても良くなっている今、ほんとベーシック系モデルが一番面白いんじゃね? って思う。むしろそこからプレミアム系のグレード用にパワーアップされたりすると、サスペンションの安定性までグーンと高まっちゃって、ちょっとやそっとの速度域じゃロールを楽しめない。アクセルを床までベタッと踏み込んで、エンジンを回せない。

ここで「そうなんだよぉ!」と大きく頷いてくれたそこのアナタ。そんなアナタにいまボクが一番乗ってみて欲しいベーシック・ハッチバックが、このトヨタ・カローラ・スポーツなんだ。

え゛~!? うそでしょ~。国産だよ、トヨタだよ? そんな声が聞こえて来そうだけど、ウソじゃない。スポーツ度だけで言ったら、今回の三台で一番ハンドリングが面白い。それも、超本格的な味付けに仕上がっているんだ。

乗った途端に誰もが判るのは、その軽やかな身のこなし。電動パワステの操舵感まで軽めなのは少し残念だけど、このクルマはステアリングを切り始めた瞬間からロールモーメントを体で感じ取ることができる。前後を結ぶロール軸の前傾具合がいいんだろうなぁ。スッと前足を素早く縮め、ノーズをコーナーの内側へ入れて行くんだ。

そしてこのときリア足も自然に伸びるから、足まわりを固めているわけでもないのにカローラ・スポーツはすごく自然に、気持ち良くターンする。ボディはすごく剛性が高いわけではないけれどほどよくシッカリしていて、リアサスが路面を捕らえ続けてくれるから、不安定な動きが出ないんだ。

ボクはまだこのクルマがプロトタイプのときにサーキット試乗をしたことがあるんだけど、その走りには本当に驚いた。ブレーキングでセオリー通りにフロント荷重を与えると、リアがほどよく巻き込んで曲がって行くんだ。だからブレーキの抜き方次第で、オーバーステアにも弱アンダーステアにも持ち込める。そこで開発主査に「よくここまで思い切ったセッティングにできましたね!」って言ったら、部内でもギリギリだったみたい(笑)。でもこの傾向はスープラにも活かされたから、いまのトヨタは本格的にドライビングプレジャーとは何か? ってことを考えるようになったんだと思う。

このシャシーに対してエンジンも立派。小排気量なのに低回転時のスナッチを出さないターボ制御は見事で、低中速トルクもきちんと確保されている。そしていざアクセルを踏み続ければ、6000r.p.m.までスカッと吹け上がる。三台の中でも一番自然吸気のような爽快さがあったのも意外だった。

スポーツモードでオートブリッパー機能まで付く6速M/Tは過保護過ぎじゃ! と最初思ったけど、これはヒール&トゥのサポートにもなるから合格。いまどきのハッチバックでマニュアルトランスミッションを残してくれて、しかもこれだけ運転が楽しくて、一番安いグレードだと230万円台。贅沢なオプションなんて、いらないよ! これでバンバン走って、新カローラ伝説を復活させて欲しいなぁ。

カローラとしては久しぶりとなるハッチバックの復活。ロー&ワイドを強調したポーティなスタイルを纏う。

車載通信機を標準装備し、トヨタの「T-Connect」サービスが利用出来る。安全サポートを始め、オペレーターが様々なリクエストに答えてくれる。

センターにTFTパネルを採用し、その両脇にはアナログ式のメーターをレイアウトする。

フロアは高めだが奥行きは十分確保され、使い勝手に優れるラゲッジルーム。

見た目からしてスポーティなシートは、ホールド性も良く乗り心地も快適だ。

リアシートは足元、座面長、頭上共に今回試乗した3台の中で最も広く余裕があった。

パワートレーンは今回試乗した1.2リッター直噴ターボに加えて、1.8リッター+ハイブリッド(システム合計で170ps)も設定される。

18インチを履きこなす足は、減衰力を瞬時に切り替えるバリアブルサスを採用(オプション)する。

最近のこのクラスでは珍しく、リアサスペンションにはダブルウィッシュボーンを採用する。

SPECIFICATION
TOYOTA CAROLLA SPORT G“Z”
全長×全幅×全高:4375×1790×1460mm
ホイールベース:2640mm
トレッド(F&R):1530mm
車両重量:1330kg
エンジン型式:直列4気筒DOHCターボ

総排気量:1196cc
最高出力:116ps/5200-5600r.p.m
最大トルク:18.9kg-m/1500-4000r.p.m
サスペンション(F/R):ストラット/ダブルウィッシュボーン
タイヤ(F&R):225/45R18
価格:250.47万円

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