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COLUMN

クーペ・カブリオレの世界へようこそ豪華絢爛00年代CCカタログ

2000年代は電動ハードトップを備えたモデルが各メーカーから続々と登場した。新たなジャンルで試行錯誤という側面もあり、ヒットしたクルマもそうでないクルマも、それぞれが思い描くクーペ・カブリオレならではのライフスタイルを提案。この時期に生まれた百花繚乱というべき、個性豊かなCCたちをご紹介しよう。

TEXT / ティーポ編集部

クーペ・カブリオレの世界へようこそ

オープンカーの幌を折り畳み可能なハードトップ(リトラクタブル・ハードトップ)にしようという歴史は古く、1935年のプジョー01シリーズまで遡ることができる。やがてバブル期の日本メーカーが限定的にいくつかの電動ハードトップ車をリリースしたが、1996年に発売されたメルセデス・ベンツSLKが量産車として普及するきっかけとなった。

そして電動ハードトップの大衆化に貢献したのが、2000年に登場したプジョー206CCだ。クーペ・カブリオレ、略してCC。オープンカーの開放感に加えて、クーペの美しさと剛性を兼ね備え、さらに機械仕掛けのギミック感も楽しめる、新ジャンルのクルマだ。ミレニアム期、これが爆発的なブームを迎えたのだった。

PEUGEOT 206 CC

CCを身近な存在として普及した大ヒット作

2000年に登場したプジョー206CC。こちらの電動リトラクタブル・ハードトップを架装したのは、シトロエンCXやXMやエグザンティアのブレークを手掛けていたフランスの老舗カロッツェリア・ユーリエ社。206CCは同社のセリゼ工場で生産され、生産台数約35万台という、趣味性の高いオープンカーとしては異例のスーパーヒットを記録した。

PEUGEOT 307 CC

クーペとしての完成度も高いオトナのCC

206CCの好調を受けて、上位モデルの307にも2003年からCCが追加された。こちらの電動ハードトップ機構は、メルセデス・ベンツSLKを手掛けたドイツのCTS社が担当。ルーフを閉じた姿は、初めからクーペとして設計されたと思えるほど違和感のない流麗なスタイルで、通常モデルより100kg以上重いのものの、しっとりしたエレガントな乗り味に調整されていた。

RENAULT MEGANE II CC

オープンの名門カルマン社が架装

プジョーのCCに対抗してルノーが2003年に投入したのが、2代目メガーヌのCC(グラスルーフカブリオレ)。VWの初代ビートルやゴルフのカブリオレの架装で知られるドイツのカルマン社が新開発したガラス製の電動リトラクタブル・ハードトップが最大のセールスポイントだ。クローズド状態でも車内が明るく、ルーフの開閉は室内のスイッチでワンタッチ、約22秒で完了する優秀な機構を誇った。

DAIHATSU COPEN

ロングセラーとなった日本の傑作
世界最小の電動RHTカー

ダイハツが2002年に発売したオープン2シーター・コペンは、軽の規格内で電動ハードトップを搭載した唯一無二のパッケージングで爆発的ヒット。少数ながら海外にも輸出された。2014年にフルモデルチェンジし、現在もなお愛され続けている。

NISSAN SILVIA VARIETTA

オーテックジャパン謹製CC

S15シルビアをベースに電動ハードトップを架装したヴァリエッタは2000年に発売。オーテックと高田工業の共同開発だ。

OPEL TIGRA TWINTOP

迷走オペルの野心作

オペルの小型クーペ・ティグラは2004年の2代目で2人乗りのCCに。架装を請け負ったユーリエ社はその後倒産……。

VOLKSWAGEN EOS

ゴルフとパサートの間で

VWが2006年に発売した4人乗りCC。ゴルフ5をベースとしながらも、新顧客層を求めて独自のデザインが与えられた。

TOYOTA SOARER(Z40)

最後のソアラはCCが標準

4代目Z40型ソアラは2001年に発売。2ドア4人乗りのCCとして生まれ変わり、2005年までに5400台が販売された。

CHEVROLET SSR

ピックアップトラック×CC!?

シボレーが2003年に発売したSSRは、ピックアップトラックのキャビン部分が電動ハードトップという自由な発想の1台。

VOLVO C70

ピニンファリーナ風味のCC

2006年発売のボルボC70は、ピニンファリーナとボルボが共同出資した工場で生産されたCC。デザインはもちろんピニンファリーナ。

CADILLAC XLR

キャデラック最後のオープン

キャデラックが高級2シーターCCとして2003年に発売したハイテク豪華モデル。GMの経営破綻により生産終了。

NISSAN MICRA C+C

イギリスから逆輸入されたCC

日産マーチをベースにカルマン社がCC化したマイクラC+Cは2005年に登場。スタイリッシュガラスルーフが奢られた。

MITSUBISHI COLT CZC

日本未上陸のCC版コルト

2006年に欧州市場で発売された三菱コルトCZCはピニンファリーナとの合作CC。残念ながら日本市場では販売されず。