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更新か、それとも買い替えか?BMW 318TI

クルマを維持するうえで避けては通れない定期イベント、車検。新車はともかく、十数年落ちのクルマにとっては更新するか否かを決める一大イベントだ。もう2年乗るのもいいが、更新費用+αで別の車に乗り換えるのもアリか……。そんな筆者が体験した、車検更新にまつわる一時の気の迷い(?)たちの記録。

TEXT / 吉田拓生 PHOTO / 宮越孝政
SPECIAL THANKS / オート・スクエアー・エノモト(http://www.ase-site.com/

更新か、それとも買い替えか?

約2年乗ったけれど、やっぱり小さいFRは素晴らしい。318tiのことをとても気に入っているのだけれど、今回ちょっとだけ浮気心が起きてしまった。

個人所有車両であるBMW 318tiの車検のタイミングがやってきたので、車検更新をお願いするためオート・スクエアー・エノモト(ASE)に電話した。すると「更新してもいいし、乗り換えるクルマも色々ありますよ」と予想外の一言。ASEのHPを見てみると、なるほどお手頃なモデルが色々と揃っている。サッと頭の中で皮算用……車検は最低12万円くらいで、あとちょっとしたメンテも入るだろうから20万くらい? だったら車検付の20~30万円のモデルに乗り換えるという遊び方もあるわけだ。

先日バッテリーを交換し、現状318tiは何も問題を抱えていない。だが更新にしても買い替えにしても、まずは越谷のASEを訪ねなければ。ASEの良いところは、何しろクルマがキレイに保管されていることだ。屋内で、ビニールカバーを掛けられていたりする。職業的な特権で、乗れるクルマを運転させてもらうことにした。

いきなり目についたのは恐ろしくキレイな2002年式の735i Mスポーツだった(注:以下価格などは取材時のもの)。7なんて全く想定外だけれど、ここまできれいなE38に乗れるのはこれが最後かも。3.5リッター自然吸気V8と5速A /Tの組み合わせは古すぎず、でもレシプロ感がちゃんとあって新鮮だった。お値段もお手頃だったけれど、でもボディサイズを考えるとこのセンはナシだな。

次は1997年式のZ3。走行距離9万km越えなのに、お値段高めの99万8000円。聞けばダンパーからブッシュ、幌等々あらゆるパーツが新品に変わっているらしい。確かに見た目も程度極上だ。かつてレポート車で赤いZ3に乗っていた記憶がよみがえる。というか、M/Tのレポート車は全くホメられたフィーリングではなかったけれど、A/Tのこちらはしっとりと大人のオープン2シーターになっている。もしMGBがいなかったら、これにしていたかも。

個人的にはASEのHPに出ていた2013年式の116iが気になっていたのだが、なぜか訪ねた日は留守。高年式で、車格は今の318t iと全く同じ。しかも118万8000円というお手頃価格だったので残念。

次は本命ともいうべき2001年式の320i。318tiと同じくE46だが、こちらは4ドアで直6だ。横に318tiを並べてみて発覚したのは、tiが見た目ほどコンパクトではないこと。リアエンドの長さはスペックだと20cm差だけれど、見た目はそこまで違わない。車両重量は60kg差なのだが、ドライブフィールはけっこう違った。318tiは気楽なアシだけれど、いくぶん重く、直6エンジンがナントモ上質に回る320iは高級車だ。

ちなみにお値段は38万円なので、出来心で入れ替えられる程度である。あぁ、悩むな。これは久しぶりの楽しい悩みだ。しかも318tiの数少ないネックであるアームレストとドリンクホルダーを、この320iは備えている。

エノモト社長いわく、この時代の直4と直6ではなぜか4発の方がオイル漏れが起こる可能性が高い、とのこと。しかも我が318t iをチェックしてもらったら、やっぱり軽くオイルが滲んでいる! ここで逃げちゃうっていう手もアリかも……。

でも最終的には、自分が高級車を求めているのではなく可能な限り小さなFR車が欲しかった、という初心を思い出して車検を更新することにしたのだった。

318tiをASEに預け代車を借りて帰ることにしたのだが、その代車であるE46の325iがまたすばらしかった。320iが高級車なら、325iはちょっとしたマッスルカー並みにパワフルときている。しかも車検が1年以上残っていてお値段13万円! 車検取るより安いかも、なのである。しばらく乗ってみて、やっぱりブッシュ関係はそれなりにヤレているなぁとは思ったけれど、手ごろなE46で遊ぶのはやっぱりアリだな、と思った次第。

ちなみに今回318tiの車検更新は、エンジンとブレーキのオイル、エアフィルター、ワイパー3本といったパーツ交換と、エンジンオイル漏れのパッキン一式交換も含めて19万1000円で完璧に仕上がりました。メデタシ。

E46のセダンとコンパクトを”今頃になって”比べる。パネル類はことごとく違う。随分お金をかけてコンパクト作ったなぁ、とは思うけれど、これはもう実質1シリーズのはじまりだったわけですね。エンジンは、やっぱり車格的には4発がベスト? リアオーバーハングはスペックほどには違わない。リアが短くて軽快! と思っていたのはプラシーボだったのか? 我が318tiに足りないドリンクホルダーとアームレスト完備。羨ましい。
コンクールコンディションのZ3。30万くらいの中古車に色々手を入れていってもなかなかこうはなりません。特にオープンカーは幌が古いと見た目も悪いし、雨漏りでも苦労します。人生一度はオープンカー持たないと。
7シリーズの中では最も軽快な735iでしかもMスポーツ。リアシートも広々なので、ちょっとした贅沢を楽しんでしまうという手はアリです。走行距離4万5000kmは年式を考えたら低走行距離。

代車の325i、このコンパクトなボディサイズでストレート6搭載というのが、現代にない贅沢。E46は15インチ・タイヤがベストマッチ。ちなみにヘッドランプは樹脂レンズですが、曇ってしまったらレンズだけ交換可能というのもアリです。