OTHERS

<その他コンテンツ>
ニューカー、ヤングタイマー、クラシック、オーナー、ライフスタイル、
カタログ、100ドロ、ミニカーなどなど
COLUMN

イラストで見るクラシック・ミニ派生車種図鑑MINI FAMILY ILLUSTRATED

イギリスを代表する大衆車ミニ。その素性のよさはチューンや改造のベースにうってつけで、当時のイギリス国内では数々の派生車種が生み出された。ここでは代表的な車種6+1をご紹介しよう。

TEXT / 遠藤イヅル(イラストも)

イラストで見る
クラシック・ミニ派生車種図鑑

戦後の復興と経済成長に合わせルノー4CV、オースチン・ミニなどの大衆車が次々と誕生したが、安価で入手しやすく素性が良かったので、チューナーや小さなメーカーたちには格好の素材となった。バックヤードビルダーの本家であるイギリスがミニを最大限活用したのはいうまでもない。ミニのメカニズムのまま車体をFRP製に換えたマーコス、エンジンをまるごと後部に移植してミッドシップにしたコックス、ミニの車体を薄くしたロブ・ウォーカー、高級GT風に仕立てたオーグルなど、様々なメーカーがミニの派生モデルを生み出した。元が同じ車種だとは想像出来ないほどだ。

MARCOS MINI GT

1959年に設立のバックヤードビルダーがマーコス。ミニのパワートレインと足まわりを用い、極端に尻下がりで独特のデザインを持つFRPボディを載せたミニ・マーコスは1965年に登場。キットカーとして発売されたが、組み立て状態を5つのメニューから選択出来た。

ROB WALKER MINI SPRINT

F1のプライベーターチームだったロブ・ウォーカーがチューニングしたミニ。よく見るとボディが薄いが、屋根がチョップされているだけではない。窓下も丁寧にボディが削られた結果、全高は10cm以上低くなっている。前面投影面積が小さくなり性能は大きく向上した。

OGLE SX1000

工業デザインを手がけるオーグル・デザインが発売したSX1000は、他のミニ派生車と異なり“小さなGT”として企画された。オーグルによる丸いデザインが特徴的。エンジンはクーパーのそれが流用され、GTにふさわしい性能を得ていた。1962年ころに66台が製造された。

COX GTM COUPE

1967年からコックスが発売したGTMクーペはユニパワーGT同様にエンジンをミッドマウントとしたスポーツカーだが、足まわりをミニから流用していた。強固なシャシーにグラスファイバーボディを載せ車重は500kg台。なおGTMとは“グランド・ツーリング・ミニ”の略。

MINI JEM

ミニ・マーコスに似ているがミニ・ジェムはミニ・マーコスの原案を考えたジェルミー・デルマー・モーガンが発売したモデル。マーコスの創設者ジェム・マーシュのジェムではないことに注意。マーコスはゴツゴツさが魅力だが、ジェムは洗練されたボディを持つ。

UNIPOWER GT

ミニ派生車の中でもユニバーサル・パワー・リミテッドが1967年にキットカーとして発売したユニパワーGTは白眉の存在。角形断面鋼管フレームにパワートレインをミッドマウント、4輪独立サスにより性能は目覚ましかったが、高価ゆえ75台ほどを生産したに留まる。

“MANE”COOPER

いつの世もアイデアに溢れた人はいるもので、ミニに似ているといわれたホンダN360のフロントをミニ風に改造し、さらにミニに近づけたクルマを生み出した。その名も“マネクーパー”。ネーミングも冴えに冴えている。オーナーにより形態が違うのも愉快だった。