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ファンの心をくすぐるカフェレーサースタイルCATEREHAM SEVEN SUPER SPRINT

2016年に限定モデルとして登場したセブン・スプリント。ケータハム60周年記念の特別モデルは即完売となった。そして2017年、ケータハムは次なる一手として、セブン・スーパー・スプリントを発表。またしてもファンの心をくすぐる、魅力的なモデルが誕生した。

TEXT / 佐藤考洋 PHOTO / 藤村のぞみ, CATEREHAM CARS
SPECIAL THANKS / ケータハムカーズ・ジャパン(https://www.caterham-cars.jp

ファンの心をくすぐる
カフェレーサースタイル

セブン生誕60周年となる2016年に、グッドウッド・リバイバルの会場で発表した「セブン・スプリント」。クラシカルなディテールにこだわった数々のアイテム、そして最近のニューモデルではすっかり見ることの無かった、クラムシェルフェンダーを採用した懐かしいテイストが受けて、当初発表された世界限定60台はアッという間に完売してしまった。

その会場でケータハムのマクドナルドCEOにインタビューした時、しばらくニューモデル追加の予定はなく、今後は生産方法の見直しやクオリティ・コントロールに力を入れると答えていた。実際にアッセンブリー工場は、これまでのライン方式から一人が一貫して組み上げる方式へと転換された。

スプリントを発表した翌日、あまりの反応の良さに、スタッフは満面の微笑みだった。マクドナルドCEOは、「来年(2017年)もスタッフはきっと限定モデルを企画するはずだよ」とも言っていた。

それが2017年のグッドウッド・リバイバルの会場で発表された「セブン・スーパー・スプリント」だった。スプリントの企画、そしてディテールへのこだわりに、ここ最近のケータハムには無かった一面を見ていただけに、その姿を見た時はまたしても「やられた!」という気持ちになった。

クラシカルなテイストとなるであろうことは予測できたけれど、今度はそれに「スポーティ」さが加味されたのだった。スプリント同様、セブン160をベースとし、サイクルフェンダーにレーシングスクリーンを採用したスポーティなルックス。ゼッケンサークルやステッカーなど、カフェレーサー風な仕上がり。グリルの形状やミラーまでもが変更され、細かなディテールに至るまで一切の妥協はない。そして、懐かしいSS(スーパー・スプリント)というネーミングが復活したのも、往年のファンにとって嬉しい出来事となった。

今回はエクステリアだけに留まらず、走りの部分にまで手を加えている。エンジンのパワーが、80psから95psまで高められているのだ。エンジン本体には手を加えられていないが、ECUによるブーストコントロールでここまでパワーアップすることに成功したという。たった16psと思うことなかれ。500kgを切る車体には、十分過ぎるパワーアップとなっている。この96ps仕様のエキストラパワーによるパンチ力はしっかり感じられた。

そして、もう一つ変更されたのがリアのサスペンションだ。リジッドの形式こそ変わらないものの、これまで装着されていたラテラルロッドが外され、Aアームが直接デフにマウントされるようになった。横方向の動きを抑制し、よりスムーズな動きを実現したという。見た目だけの変化に留まらず、それに伴う走りへと進化させているのは、ケータハムの走りに対するこだわりだ。

インテリアはタンカラーでまとめられ、スミスのメーターやモトリタのウッドステアリングが、クラシカルかつ落ち着いた雰囲気としている。さらにカットオフスイッチが追加され、見た目だけでなく操作系においても、ちょっとした演出を取り入れている。

欧州では瞬時に売れてしまい、日本には60台程度が輸入されているが、それも既に完売という。ケータハムは先日、久しぶりとなる限定モデルとなるニュー・スーパー・スプリントを発表。1.6リッターのシグマエンジン搭載モデルをベースに、こちらもかつてのクラシカルな再現している。順次日本へも導入される予定だ。

クラシカルかつスポーティなスタイル。フルスクリーンモデルであれば、幌もしっかり閉じることが可能だ。

パワートレインはスプリントと同じスズキ製を採用するが、ECUのチューニングにより16psプラスの96psまで高められている。

クラシカルなテイストを表現するべく、フレームからサスペンションアームに至るまでフレーム関連は全てグレーに塗装される。

スポーティな雰囲気を演出するべく、サイクルフェンダーを採用。スチールホイールをホワイトに塗装する。タイヤはエイボン製。

インパネはタンカラーをベースに、モトリタのウッドステアリングを組み合わせる。メーターはスミス製。シリアルプレートも付く。

60年代のレースカーをイメージしているSSには、センターにキルスイッチを、その下にスターターボタンをレイアウトする。

シフトとサイドブレーキのブーツもカラーをコーディネート。センタートンネルにもアルミを採用しているのが粋だ。

キルティング加工の施されたレザーシート。CATERHAMの型押しロゴが入る。ロールバーもグレーに塗装される。

テールランプは独立したクラシカルテイストなデザイン。専用のロゴも与えられる。

ボディカラーは3色をラインナップ。限定モデルのため、現在はラインナップされていない。

車重が490kgと軽いので、160よりも加速性能の向上がしっかり体感できる。スタイルだけではなく、走りもしっかり進化させている。

SPECIFICATION
CATEREHAM SEVEN SUPER SPRINT
全長×全幅×全高:3100×1470×1090mm
ホイールベース:2225mm
トレッド(F/R):1220/1300mm
車両重量:490kg
エンジン形式:直列3気筒DOHCターボ

総排気量:658cc
最高出力:96ps/7000r.p.m.
最大トルク:10.95kg-m/3400r.p.m.
サスペンション(F/R):ダブルウィッシュボーン/マルチリンク・ライブ・アクスル
タイヤ(F&R):155/65R14
価格:505.8万円