初めて買う輸入車にピッタリなのはコレだ!ベーシック・ハッチバックから始めよう!

2020.06.10 ルノー(RENAULT) フランス(FRANCE) スモールカー ハッチバック イタリア(ITALIA) シトロエン(CITROEN) アルファロメオ(ALFAROMEO) プジョー(PEUGEOT) 中古車(ユーズドカー) ルーテシア(LUTECIA) ベーシックカー C3 208 ミト DS3
新生活に向けてクルマを買いたいという方で、これまで輸入車に乗ったことがない方にお勧めしたいのが、フランスやイタリアのベーシック・ハッチバックの中古車だ。100万円くらいで買えて、楽しくて、クルマが好きになれる。そんな5台を紹介しよう。
TEXT:森口将之 PHOTO:山本佳吾, 奥村純一

世界的な自粛ムードではあるけれど、それでも新しい季節はやってくる。4月などの節目から新生活をスタートする人は多いし、それに合わせてクルマの購入を考えている人もいるだろう。

それなら個人的なお勧めはやはり、フランスやイタリア生まれのベーシックなハッチバック。新車価格が手頃だったおかげで、100万円以下で程度の良い個体を手に入れることができるし、昔のイタフラと比べると信頼性がかなり上がって、エアコンなどの快適装備も問題なく使える。

しかもデザインや走りから得られる感動は、毎日の生活をイキイキしたものに変えてくれるはず。こんな時期だからこそ心機一転、ピンチをチャンスに変える気持ちで、新しいカーライフにトライしてみてはいかがだろうか。

指南役

森口将之

フランスとイタリアのクルマやバイクに非常に詳しく、近年はモビリティの分野でも様々な情報を発信しているジャーナリスト。

圧倒的な解放感と快適な乗り心地が魅力 CITROËN C3

シトロエンC3 エクスクルーシブ

2010~2017年
中古車相場:0~100万円
オススメグレード:前期&中期エクスクルーシブ

全長×全幅×全高:3955×1730×1530mm
ホイールベース:2465mm
車両重量:1210kg
エンジン形式:水冷直4DOHC16バルブ
総排気量:1598cc
最高出力:120ps/6000r.p.m.
最大トルク:16.3kg-m/4250r.p.m.
サスペンション(F/R):ストラット/トーションビーム
ブレーキ(F/R):ベンチレーテッドディスク/ディスク
タイヤ(F&R):195/55R16

ゼニス・フロントウインドウと呼ばれる、ルーフ前端部分まで伸びたガラスが外観の特徴。全体のフォルムは曲線的で、コロンとかわいらしいデザイン。
T字型のインパネは、スイッチ類がわかりやすく使いやすい。
フロントシートは形状が良く、表面が柔らかい。
前期&中期型のエンジンは直4DOHC1.6リッター/120ps。ミッションはAL4型4速A/Tだが、この時代のものは制御が改善されている。

2017年に日本に上陸した現行C3は、C4カクタスから始まったデザインテイストをBセグメントのハッチバックに落とし込み、シトロエン伝統の快適性とともに提供したことで、日本でも根強い人気を得ている。でもそれ以前のC3に魅力がなかったかというと、そんなことはない。

中でも2010年に日本に上陸した2代目は、2CVを思わせるノーズやキャビンの丸みを初代から受け継ぎながら、ドライバーの頭の後ろまで伸びたゼニス(頂上)フロントウインドウがもたらす解放感に、今も圧倒される。C4ピカソも同様の窓は採用していたけれど、ベーシックなハッチバックにこれを取り入れたことにはデビュー当時、驚いた覚えがある。

パワートレインは当初はPSAとBMWが共同開発した1.6リッター4気筒と4速トルコンA/Tの組み合わせで、2014年からは1.2リッター3気筒+5速2ペダルM/Tに積み替えた。万人向けなのは余裕のある排気量の4気筒とトルコンA/Tのコンビだが、自分もC4カクタスで体験した3気筒+2ペダルM/Tは力は限られるものの小気味よく、2CVのフラットツインに通じる響きを含めて捨てがたい存在だ。

もうひとつの魅力は乗り心地だ。初代は新世代プラットフォームを初採用したこともあって固かったが、2代目はシトロエンらしいフィーリングを取り戻した。現行型もこの面は素晴らしいけれど、ゼニスウインドウから降り注ぐ光を味わいながらの体験は、2代目C3だけの特権だろう。

現在の中古車相場

2代目シトロエンC3の日本仕様は、1.6リッター+4A/Tの前期型(2010~2013年)、同じパワートレインで後期顔の中期型(2013~14年)、1.2リッター+ETG5の後期型(2014~17年)に分類される。タマ数的には前期型が一番多く、次が後期型、中期型はかなり少ない。現在の中古相場は、前期型と中期型が30~80万円ほど、後期型が60~100万円ほどとなっている。グレードはベース(セダクション)とエクスクルーシブがあるが、価格差はあまりない。

コレも狙える!

本文中にもある通り、1.2リッターNAエンジンとETG5搭載の後期型は、2CVのような小気味良さが味わえる。この後期型も100万円の範囲内なので、好みに応じて選ぶことができる。

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