サンク

スペシャルショップ紹介

ルノーとともに四半世紀

リフトを2基装備するファクトリー。営業時間中は稼働しない時間帯がないほど、常に整備待ちの車両が待機している。

サンクの成り立ち

メンテナンスと販売だけで話は終わらない

サンクは、その店名を聞けばお分かりになると思うが、ルノーをメインに取り扱う、フランス車のスペシャルショップだ。店舗所在地は、目白通りと環状七号線の交差点近くと、非常に分かりやすい。

サンクを立ち上げ、現在も代表を務めている森さんに話を伺ってみた。

「もともとルノーの輸入代理店であるジャクスで営業をしていました。ジャクスがなくなるのを機に独立を考えるようになり、1996年に創業しました。だから看板を掲げてもう四半世紀になりますね」

開業当時は杉並だったが、お客さんが増えるとともにだんだんと手狭となってきたため、6年前に現在の練馬に引っ越したそうだ。

最近はアウトドアブームも手伝ってか、メンテナンス、中古車の販売の両方の面でカングーの引き合いが多いそうだ。ただ、スペシャルショップを名乗るにあたり、メンテナンスと販売だけで話が終わらないのがサンクらしいところ。9インチのナビ取付キットやカラードホイール、ホイールスペーサーなどオリジナルティ溢れるアイテムを独自で開発して販売しているのだ。

サンクスタッフの面々。左からメカニックの神谷さん、同じくメカニックの伊東さん、代表の森さん、最近入社したばかりのメカニックの近藤さん、事務の進藤さん。
環状七号線の側道に居を構えるサンク。目白通りを都心から来て左折、環七に合流する手前左側に位置する。

若き日のGTドライバーがアルバイトとして勤務していた

そしてサンクには一つ、逸話がある。SUPER GT300クラスで二度王者に輝き、現在もなお通算最多勝争いを繰り広げている高木真一選手が、若い頃アルバイトをしていたのだ。

森さんにその話を振ると

「レースの世界の話はもちろん、レーシングカーの構造やクルマの挙動について、またエンジンパワーの効率的な上げ方などいろいろ教わったので、感謝してますよ」

とのことで、その経験は今でも役立っているそうだ。

高木選手がサンクで働いていた頃は、「レーシングドライバーから直接教わることができる」という理由で走行会などを開催していたが、彼が辞めてしまってからはサーキットに足が向かなくなってしまったそう。そこで、「このままではいけない!」と思い直し、なにかみんなで一丸となれるものを! ということで、真夏に開催されるK4-GPに毎年参戦することにした。これは、長年付き合いのある顧客と一緒になって遊ぶことも重要だが、理由はそれだけではないという。レース&サーキットという非日常的なフィールドが、メカニックのスキルアップに役立っているのだそうだ。普段のメンテナンスとレースメンテは全く異なるものだが、レースメンテから学べることは多い。実際、初日の予選でクラッシュしたマシンを、翌日の本番までに徹夜&突貫で修理を間に合わせたこともある。一つの目標に向かって必死になるレースは、普段の作業では経験できないことが多々あるのだという。

普段のショップ全体に流れるユルイ雰囲気はフランス車ショップらしいものだが、時には熱い魂も忘れちゃいない。そのオンとオフの使い分けが、サンクの魅力なのかもしれない。

ファクトリーの地下は駐車場になっており、比較的高年式の中古車両をはじめ、ヘッドライトやルーフキャリアなどの大型パーツが保管されている。
白を基調に、ウッドの家具で落ち着いた雰囲気でまとめられたミーティングルーム。ミニカーやフランス本国グッズなども陳列され、フランス車好きにはたまらない空間となっている。

サンクの人々

得意分野が異なる個性的な面々

ベテランメカニックの伊東さんは、現在初期1.4カングーの1.6リッターエンジンスワップを試みているそうだ。「簡単に出来るかと思ったんですけど、やってみるとなかなか大変で。もうやりたくないです」とのことだが、完成した暁には、ぜひ一度乗らせて頂きたい。
2020年に入社したばかりのメカニックの近藤さん。もともとボディコーティングの会社に勤めており、現在サンクではボディコーティング事業も展開しているとのこと。ボディをきれいにしたい方は近藤さんまで相談をどうぞ!

PHOTO/佐藤亮太

Shop Information

サンク

東京都練馬区豊玉北3-14-6
 
FAX:03-5946-9330
営業時間:10:00~19:00
定休日:水曜日

E-MAIL:info@cinqshop.com