ミラノオートサービス

スペシャルショップ紹介

長く、たくさん、ジュリアに乗りたい人に来てほしい

ミラノオートサービスといえば町田市の店舗が有名だったが、現在はそこから移転し、神奈川県大和市にある。

ミラノオートサービスの成り立ち

1975年7月からジュリア好きをサポート

アルファロメオの105/115系のことが気になり、買ってみようかな、と思ったことがある自動車趣味人にとって、ミラノオートサービスというショップ名は馴染み深い存在だ。というのも、同社の歴史は古く、1975年からジュリア好きをサポートしているからだ。

往時にワンキャブ仕様のジュリエッタ・スプリントやジュリアTIなどを愛用していた安藤俊一さんが、1975年に目黒で創業したミラノオートサービスは、当初、駐車場2台分のスペースを借りて営業していた。

1975年からジュリア好きをサポートしてきた安藤俊一代表。

「最初からアルファロメオを取り扱っていましたが、自動車雑誌にミラノオートサービスの販売車である1600GTVの広告を出したりしても売れなかったので、店舗がある地元商店街に住んでいるクルマ好きの人たちに買ってもらっていました」

ジェミニのスポーツモデルであるZZ/Rなどに乗っている、いわゆる走り屋のような熱心なクルマ好きがいたので、彼らに売っていたのだという。フィアット124スパイダー、128、500などを売っていた時期もあるらしく、苦境のときに“イタリア車専門店”となって、さまざまなクルマを売り、事業を継続してきたそうだ。

その後、もっと多数のクルマを置くことができる場所が必要となり、1978年に町田市の薬師池近くに新店舗をオープン。規模を拡大できたことを追い風として、ジュリアを核としつつ、その他のユーズドカーの販売も本格化した。

「第一次ジュリア・ブームみたいなものが来て、カー・マガジンで紹介してもらい、他にショップが無かったこともあって、次第にアルファロメオだけでやっていけるようになりました。当時、1750GTVがベストですって言ったら、その発言がえらく注目されましたね」

段付きばかりが注目されがちだが、ミラノオートサービスでは、創業当初から、フラットノーズ、ベルリーナ、スパイダーも取り扱ってきた。

ミラノオートサービスの強み

新車以上、120%ぐらいの状態に仕上げられる

作業性が高い広々としたファクトリーが併設されている。

長きにわたって高い人気をキープし続けているジュリアは、丈夫で、パーツの流通量が多いこともあり、現在も買いやすいヒストリックカーのひとつだ。旧車ビギナーにもオススメできるといっていい。

「ジュリアは、オリジナルの状態が一番丈夫。40年以上使ってきたノーマルのブレーキのままでサーキットを走れるわけです」

昔のクルマは構造が単純で、壊れる箇所が少ないので直しやすいということもあるが、安藤さんが言うように、そもそもジュリアは頑丈なのだ。ちなみにカー・マガジンの誌面でも活躍するライターが1998年にミラノオートサービスで購入した1974年式アルファロメオGT1600ジュニアは、走行距離がもうすぐ30万kmに達するそうだ。

「ウェーバーキャブレターは、走って負荷をかけて調整すれば通年で大丈夫。街乗りできるセッティングを’70年代後半に確立できたので、整備しやすくなりました。ベース車があるので、お好みの仕様やボディカラーで仕上げることも可能です」

エンジンのストックが20~30基あり、トランスミッションも同じぐらい確保しているらしく、ユーザーから寄せられるさまざまな要求に万全の体制で応えられるそうだ。何かがダメになっても直せるのが、ジュリアならではのアドバンテージポイントだ。

「普段から好きなクルマを自分の近くに置いて、たくさん乗りたい人はウチに来てください」

ジュリアのオリジナリティを保って、長く、たくさん乗りたい人はミラノオートサービスを頼ってみるといいだろう。古いものでは既に登場から半世紀以上経過しているが、オーナーの世代をまたぎながら、日頃の足としてジュリアに100年乗るのも夢ではないのかもしれない。

ミラノオートサービスの人々

確かな腕で快適なアルファ・ライフを提供

安藤 圭さんは代表のご子息。自社で内装のリセット作業も行う。
腕のいいメカニックがユーザーの愛車を丁寧に仕上げてくれる。

ミラノオートサービスのこれから

Sr.3、Sr.4スパイダーも部品が出てくるのでレストアできる

ここ最近、人気が再燃しているアルファロメオのSr.3、Sr.4スパイダーに関しても、アフターパーツが出てくるのでレストアできるという。アルフェッタは難しいが、75の部品は出てくるそうだ。

750系のジュリエッタもリセットできるそうなので、そろそろ愛車をリフレッシュしたいと思っている方はミラノオートサービスに相談してみるといいだろう。

「これからクラシック・マセラティの整備をもっとやっていきたいとも思っています」

その言葉が実は現在進行形であることを、店舗内に置かれた赤いマセラティ・ミストラルが静かに物語っていた。

ジュリエッタ・スプリントはエンジン/ミッションのオーバーホールで入庫。
店舗の2階部分がパーツのストックヤードになっている。
ミストラルのようなクラシック・マセラティの初期化も引き受けている。

PHOTO/佐藤亮太

Shop Information

ミラノオートサービス

神奈川県大和市下鶴間2779-6
 
FAX:046-211-6128
営業時間:9:00~18:00
定休日:日曜日、祝祭日

E-MAIL:info@milano-auto.com