ラ・コルサ・テクニカ

スペシャルショップ紹介

あえて専門店にしないというこだわり

佐藤代表が趣味車として長年所有しているポルシェ930。ファクトリーには常に国内外の趣味車が多く並んでいる。

2005年に大田区にオープンし、2年前に江東区へ移転したラ・コルサ・テクニカ。ファクトリーに並ぶクルマは最新モデルからヒストリックカー、さらにはスーパーカーまで様々。そのどれもが趣味性の高いクルマばかりというのが特徴だ。

「自分が好きなクルマだけをメンテナンスしたいという思いで、このお店をオープンしました。当初は週末にモータースポーツを楽しむ、クラブマンレースのサポートなどをメインに活動していました。そうした私の趣味を通じて多くのクルマ好きの方々と繋がり、車種も業務内容も広がった感じですね」

そう語ってくれたのは、代表の佐藤さん。趣味がクルマで、アマチュアの耐久レースなどに参戦し、多くの仲間と共に楽しんでいる。だからラ・コルサ・テクニカは、自然と趣味車が集まるようになった。

「私も一緒に楽しんでいるんです。だから、『こういうサポートやメンテナンスがあったらいいな』というユーザー視点から接するようにしています。クルマを楽しむためのお手伝いというスタンスですね。多くの人は趣味のクルマに、それほどお金を掛けらないと思うんです。クルマの趣味を長く楽しんでいただきたいので、オーナーさんとは綿密に打ち合わせしてから作業するように心がけています。例えば修理する場合も、そっくり全部交換した方がいいのは当たり前なのですが、予算もありますから、そのなかで最善の提案を考えるようにしています。優先順位を決めて、少しずつ仕上げていくのも趣味車の楽しみ方のひとつですから」

そして、あえて専門店とはせず、どんなクルマも受け入れる体制としているのも特徴という。だから分からないことがあれば、海外の専門業者にまでコンタクトをとって調べたりすることもあるそうだ。決して背伸びはしないが、自身の持ってる技術や感性を活かして、日々クルマと向き合っている。

自らクルマをいじって遊ぶ。趣味がそのまま仕事へと繋がった代表の佐藤さん。

ラ・コルサ・テクニカの強み

クルマ本来の性能を引き出すための想像

ワークショップにはリフトも完備。並行輸入車なども分け隔てなく面倒を見てくれる。

ラ・コルサ・テクニカが扱うクルマは、新旧国内外問わず様々。だからマニュアルの無いクルマのメンテナンスを手掛けることもあるという。あらゆるネットワークを駆使しながら、そのクルマの本来あるべき姿へと戻す。経験と想像力がクルマに生命を与える。

「趣味車を長く楽しんで乗ってもらうため、そのクルマが本来持つ性能を引き出すメンテナンスを心がけています。このクルマはこうしたら面白くなるだろうとか、古いクルマは想像しながら仕上げていくのが楽しいんです」

どんなクルマも一台一台真摯に向き合う姿を見ていると、クルマ好きであることが窺える。オーナーさんとついつい話が弾んでしまうこともあるそうだ。そして、どんなクルマにも対応する幅の広さも同社の特徴といえる。

「オイル交換や車検、レストアやエンジンのオーバーホールまで、私が出来ること得意とすることを提供しています。テスターも導入していますので、今のクルマにもしっかり対応できる体制を整えています。最近は近隣に住む方も利用していただいて、地域に根付いてきたのが嬉しいですね」

ジャガーMk-2といった、1950〜60年代のクルマのメンテナンスも多い。

エンジンのオーバーホールや加工なども、自社で行う設備が整っている。

ラ・コルサ・テクニカの人々

自身もクルマ遊びを一緒に楽しむ

幼少期の機械いじりが、いつしかその対象がクルマになったという。趣味がそのまま仕事になったと本人は笑う。現在は佐藤さんと、ベテランメカニックと2名で対応する。

「クルマ遊びといっても、いろいろありますよね。私はメンテナンスをするのも好きですが、走らせることも大好きなんです。だから、ここにいらっしゃる方と一緒にサーキットを走ったりレースに出場しているんです。そうして知り合った同業の方も多く、それも私の財産となっています。そして、このお店の近くにあるレースギア専門店のRACさんと『ユーロトレーニング』というサーキット走行会、そしてレンタルカートを利用した『RACorsa Cup』といった、誰でも参加できるイベントも開催しているので、興味のある方は是非参加してみてください」

幅広い人脈を持っているのも佐藤さんの人柄によるもの。

ラ・コルサ・テクニカのこれから

クルマ好きが気軽に集える場所

着飾らない店内にはシミュレーターとソファ、そして自動車専門誌が置かれていて、まるで友人の部屋にでもいるよう雰囲気だ。週末にはクルマ好きが自然に集まる居心地の良さがある。今後はどういったスペシャル・ショップを目指すのだろうか。

「これからも基本スタイルを変えずに自分の出来る事、出来る範囲の中で最大限のサービスを提供していきたいですね。最近知り合いからF3000時代のジャッドのV8エンジンを譲っていただんです。これをまずは動くようにして、そして何かのクルマに積んで走らせられないかな、なんて考えたりしています。どんな音がして、どんなパワーなんだろう……そんな事を想像すると楽しくて。そうしたワクワクを皆さんと共有できるようなお店にしていけたらいいですね」

事務所スペースに置かれているシミュレーターとジャッドのV8エンジン。

駐車スペースに並ぶクルマもノンジャンル。でも共通しているのは趣味車が多いということ。

PHOTO/高柳 健

Shop Information

ラ・コルサ・テクニカ

東京都江東区千田20-4
 
FAX:03-6659-7996
営業時間:10:00〜19:00
定休日:毎週日曜日及びイベント開催時

E-MAIL:info@lacorsa.jp