ルッソカーズ

スペシャルショップ紹介

後世に残すべきクルマとの出会いを

ショールームの奥、右手はアバルト695の限定車”セッタンタアニヴェルサーリオ”の、本国オーダーの左ハンドル仕様。左手にはホットハッチ界の雄、ルノー5ターボ2が。

ルッソカーズの成り立ち

趣味車を愛する人々のニーズに応え続けて

名古屋市内のルッソカーズは、マセラティ、ランチア、アルファロメオ、アバルトといったイタリア車を中心に、ロータス、ポルシェ、ルノー、アルピーヌなどなど、ヨーロッパ車の数々を扱うセレクトショップ。それも新車からクラシックカーまで、カバーする年代も幅広い。また、ヨーロッパ車の愛好家には左ハンドルにこだわる人も多く、最新モデルの本国仕様や日本未導入限定モデルを積極的に並行輸入しているのも特徴の一つだ。

これらのクルマに共通するのは、スーパーカーであれスポーツカーであれホットハッチであれ、いずれも走りの楽しさや所有欲といったクルマ趣味の観点からキラリと光るものを持ったクルマであり、なおかつ良好なコンディションを維持している個体ばかりという点だ。

1996年にルッソカーズを立ち上げた岩山幸生代表は、それ以前は某イタリア車ディーラーに勤務していたという。

「馴染みのお客様たちから、いろんなクルマに乗りたいけど、君がディーラーにいるとそれしか乗れないから、違うクルマも売ってくれ、”俺が買うから大丈夫”って言われまして。自分もクルマ好きですし、なりゆきで独立してスタートしたんです(笑)」

取材時に在庫していた1969年式ロータス・エラン+2 S。幸福なカーライフを共にする次なるオーナーとの出会いを待っていた。

当初から、様々なクルマに乗りたいという趣味人たちに支えられてきたこともあり、ルッソカーズの顧客は、同店で買い換え、乗り継いでいる人が多い。そのため、下取り販売車もまた、趣味性の高い面々となっていて、ウェブサイトで在庫を定期的にチェックするのも面白かったりする。

「高いからとか、売れるから、というラインナップはとっていないんです。”なんでこんなクルマがここにあるの!?”っていう驚きがあるのが好きなんです」

生産が終了してから長い年月を経ていてもグッドコンディションで保管されてきたクルマや、世間一般ではマイナーな存在でも所有するだけの価値があるクルマを求めて、ヨーロッパまで直接買い出しに行くこともある。こちらTHE MOTOR BROTHERS内でご紹介しているリトモ・アバルト130TCも、イタリア・トリノ近郊の納屋で眠っていた個体に出会った岩山さんが一目ぼれし、日本まで持ち込んだ1台なのだ。

本国へ新車オーダーして船で渡ってきた新型アルピーヌA110や、世界250台限定のランボルギーニ・ウラカンLP610-4 Avio、今やきわめて希少となったポルシェ964RSなど、憧れのクルマの数々が並ぶ。
写真左が屋内ショールームで、奥に見えるのが商談スペース&オフィス。右手が屋外展示場となっている。

ルッソカーズの強み

購入者のためのちょっと贅沢(Lusso)な専用ガレージ

ルッソカーズのショールームからクルマで10分ほどの場所には、専用ガレージ「ルッソ」が所在している。ここでは納車整備はもちろんのこと、同社で納車したクルマのコンディションを一定レベル以上に保つべく、多くのメカニックスタッフが最新機材とともに古今東西の趣味車に取り組んでいる。

取材でお伺いした際には、ルノー・キャトルやフェラーリ208といったクラシックカーと、まだまだ若いアストンマーティンやゲレンデワーゲンが同じ空間に存在し、さらにポルシェ928などもメンテの順番待ち。いずれもルッソカーズの顧客の愛車であり、綺麗に維持されているのが印象的だ。こういった所にも、同社とオーナーたちとの時間をかけた良き関係性が窺われるのだった。

「クルマの新旧を問わず、手ごわければ手ごわいなりに研究していきます。クルマをきちんと残していくためですから、もっと詳しい知人がいれば遠慮なく聞きますし、海外に持っているネットワークを使って、可能な限り部品の調達もしています。それらを使ってクルマのメンテナンスを実践するのがガレージで、ショールームではそのためのネタづくりをしています」と代表の岩山さん。

多彩なモデルのメンテナンスに関するノウハウが蓄積されているこのガレージは、ルッソカーズで購入されたクルマの専用となっている。購入したオーナーは、安心してトータルサポートを受けることができるのだ。

イタリア車を中心に、クラシックからヤングタイマー、最新モデルまで、熟練のメカニックたちがトータルでサポートしてくれる。

ルッソカーズのこれから

長く乗っていくことを見据えたモデルをセレクト

落ち着いたカフェのような雰囲気の接客スペース。ちょっとしたイベントをここで行なうことも。

「僕自身が”後世に残すクルマ”というテーマにこだわっていますので、ただ単に今乗るだけのクルマにはあまり興味がないんです。残していきたいクルマ、時代が変わっても輝きが失われない、価値あるクルマを中心に扱っています」

昨今はクラシックカーの相場が国際的に高騰して話題になったりすることもあるが、ルッソカーズには岩山代表の言葉どおり、短期的な流行や見栄ではなしに、クルマ好きの視点で厳選されたクルマが国内外から数多く集まってくる。

「ショップはあくまでも黒子」と謙遜ぎみに岩山さんは語る。世界中の価値ある個体と、それらに乗って幸福なカーライフを送りたいクルマ趣味人たちとの、出会いをプロデュースしているのがルッソカーズなのである。

商談ルーム2階には日本やイタリアのクルマ雑誌バックナンバーが並ぶとともに、クラシック自転車もディスプレイされている。
ショールームにはイタリアン・エスプレッソマシンがあり、本格的なコーヒーを味わうこともできる。

PHOTO/タナカヒデヒロ

Shop Information

ルッソカーズ

愛知県名古屋市天白区焼山2-421
 
FAX:052-800-0777
営業時間:10:00〜19:00
定休日:月曜日

E-MAIL:info@lussocars.com